時代の転換点がまた一つ――AIバリスタが実証実験

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以前から僕は、AIの発展で、人間がコーヒーをいれるよりもAIがコーヒーをいれるほうが遙かに美味しいコーヒーが飲めるようになる。そうなった場合、人間がコーヒーをいれる意味を考える時代が来る、と言っていました。

ちょっと書きたいことがあったのですが、いろいろあって書けなかったので、だいぶ前の話になってしまいますが、今回書きたいのはこれについてです。 ...

AI技術が、コーヒーに用いられたらどうなるでしょうか?
おそらく、AIは人間のコーヒー職人よりおいしいコーヒーを淹れられるのではないでしょうか。
何故なら、コーヒーAIは、瞬時に膨大なデータ(豆の特性や、かつての評価、焙煎の結果、気温湿度が焙煎にどう影響するかの記録)にアクセスし、センサーと直結しているからです。
少なくとも、囲碁や将棋で、最新のAIがトッププロを圧倒してしまう現在、将棋や囲碁でできることが、コーヒー焙煎・抽出でできない、と考えるのはあまりにも楽観的と言えるでしょう。
これらのコーヒーAIは、いわゆるビッグデータから、個人個人に最適化された(その人が好むコーヒーの味を作るにはどういう豆を使い、どういうブレンドを行い、どういう抽出を行えばいいのか)コーヒーを簡単に作れるようになるのではないかと思います。
コーヒーAIが簡単に「最上級のコーヒー」を作り出せるようになったとき、人間が自分の手で作るコーヒーというのは、相対的に「質の悪いコーヒー」へと転落することになります。

これから重要なのは「まずいコーヒーを飲むにはどうすればいいか」

第四の波がまた一つ近づきました。

自分好みのコーヒーを数秒で手軽に買える体験実現へ、無人カフェロボ「√C」が大阪・なんばで実証実験(Techcrunch)

現在手がけている「√C(ルートシー)」はまさにこれまで培ってきたロボット開発の知見も活かして作った無人カフェロボット。

(中略)

√C自体は常にクラウドに繋がっていて、中尾氏の言葉を借りれば「IoTの大型のエッジデバイスのようなもの」。データを基にクラウド側で「あと10分後に10人ぐらいの顧客がきそうだ」といった形で予測ができれば、注文が入る前から豆を挽き始め、事前に10人分のコーヒーを作り始める。

(中略)

今回の実証実験段階では上述した機能が基本になるが、ゆくゆくは顧客ごとの味の好みや忙しさ、体調、気分などに合わせて各自にぴったりのコーヒーを提供する仕組みを構築したいそう。そのタイミングでは専用のモバイルアプリを通じて注文から決済まで全行程が完結できるようにする計画だ。

自分好みのコーヒーを数秒で手軽に買える体験実現へ、無人カフェロボ「√C」が大阪・なんばで実証実験

今はまだ需要予測の範疇に収まっていますが、記事にもあるとおり、サブスクリプション形式での提供や、モバイルアプリとの連動などを使えば、このカフェロボは、個人個人に最適化されたコーヒーを淹れることができるようになると思います。

現在は抽出までですが、焙煎にもAIは進出していくと思います。

コーヒー生豆は農産物なので、ひとつひとつにバラツキがありますし、農園ごとの個性が強いスペシャルティコーヒーはなおのことで、そういった特別なコーヒーをしっかりと焙煎していくことは、プロの焙煎士の方でも試行錯誤なので、簡単にAIに置き換わることはないと思います。

でも、時間の問題かも知れません。

ところで、タイトルの「AIバリスタが実証実験開始」はちょっと広敷広げすぎましたね。ごめんなさい。