エチオピアが今後3年でコーヒー6割増産 中国が高値でコーヒーを買い付け中

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日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、エチオピアのコーヒー・紅茶庁が、コーヒー豆の生産量を増加させるために、コーヒーの木150万株を手入れするようです。

この手入れというのは、聞き馴染みがない言葉ですが、コーヒーの木の樹齢が増えると、コーヒー豆の収穫量が低下するため、コーヒーの木を切って、新しい木に入れ替えたりなどをすることです。

中国の輸入統計をみると、エチオピアからのコーヒー豆(非焙煎、以下、同じ)の輸入は増加基調にあり、2018年は1,576万ドル(前年比77.9%増)だった。

(中略)

同年のエチオピアからのコーヒー豆輸入のキロ当たり単価は、中国が4.13ドルで日本の3.06ドルを1ドル以上も上回る。日本のコーヒー豆バイヤーは、高品質な豆を適正価格で仕入れる目利き力を持ち、購買量に基づく価格交渉力を有するとみられるが、売り手からすれば、高値で購入する中国は魅力的な商談相手だ。目利きを伴わずに中国の輸入が急増すれば、価格上昇圧力ともなりかねない。

今後3年でコーヒー6割増産目指す、「Cup of Excellence」開催で品質向上も

その背景には中国があります。中国のエチオピアからのコーヒー豆買い付け量はまだ日本には及びませんが、買い付け単価は日本よりも遙かに高いのです。

以前、何かの雑誌で、海外の生産者は日本の食品バイヤーを嫌っている、その理由は、「たいした金も出さないくせに、品質にうるさいから」と。

本当かどうかはわかりませんが、実際、バブル期に比べて、日本の経済的地位というのは、雲泥の差になっていて、それでも、日本人の求める食品への安全性の高さというのは、変わっていないので、ありそうなことではあります。

ブラジル、ロシア、インド、中国に代表される新興国が、近年すごく発展しています。今までコーヒーをあまり飲まなかった、これらの国でも最近は所得が向上したせいかコーヒーの消費量が上がっています。

BRICs諸国が経済的成長を続けて、嗜好品であるコーヒーをより求めるようになると、日本は国際的なコーヒーの取引の場で負けてしまうかも知れません。

そうなると、日本に入ってくるコーヒーが低級品しかなかったり、もしくは、コーヒーの値段がすごく上がってしまったりする自体に陥ることになります。

それを防ぐにはパイの大きさを大きくする、つまりは、今回のような増産が大事だと思うのですが、それはそれで不安はあります。

品質の低下を防ぎつつ、コーヒーを増産できるのかどうか。

すべてがうまくいくことを祈っていますが、難しいかも知れませんね。

…………日本が経済成長して、コーヒーや食品の輸入に余裕で大枚をはたけるようになれればいいだけなのかも知れませんが、それが一番難しい気がします。