脱Ulysses計画——マルチプラットフォームなブログ下書き用エディタを求めて【Appleメモ帳/Inkdrop/Notion/Obsidian】

日々の雑感

こんにちは!

UlyssesというApple環境で有名なエディタを今ブログを書くのに使っています。

しかし、このUlysses、快適なのですが、月に500円ぐらいするサブスクのエディタになるんですよね。

安くはないけど、その価値はある。

そんなわけでなんとか脱Ulyssesできないかと思って、以前MWebというApple環境のマークダウンエディタを使ってみてのレビューも書きました。

しかし、やっぱりなんだかんだで、Ulyssesに戻ってしまいました。

その理由としては

  1. UlyssesのUIが美しくてやる気がでる
  2. iPhoneとの連動などがUlyssesのほうが優れている

などといった理由があります。

結局、UI含めた細かな使い心地がよくて、Ulyssesに戻ってしまうってことですね。

なんだかんだで素晴らしいアプリなのは間違いない

Ulyssesはあまりにも快適なんだけど困ったこともある

やっぱり快適なんですけど、ブログを軽く書いていくだけなのに、月500円も払う必要はあるのか?ということは思います。

それ以外にはやっぱり、Macなどのアップルデバイス以外のデバイスも使いたい!と思うことがあるんですよね。

なんだかんだでThinkpad信者なのでThinkpad使いたい!欲しい!って思うことが頻繁にあるんですよねーw

なので、Windowsでもブログが書けたいなーと。

それを考えると、やっぱりAppleデバイス以外でも使えるエディタを使いたいです。

今までUlyssesを使ってきての問題点

  1. Appleデバイスでしか使えない
  2. マークダウンがフルで使えない(使えない要素がある)
  3. 外部フォルダにも対応するけど……クラウドサービス対応はDropboxのみ!

Appleデバイスでしか使えないのは困ります。

というか、WindowsでUlyssesが使えたら、ほぼすべての問題が解決するんですが……。

UlyssesがWindowsで使えたらそもそもMac買ってないけど……

そのほかの問題点を挙げていきます。

まず、マークダウンがフルで使えないです。

具体的にはテーブル!

色々マークアップできるけどテーブルは使えない

それでも、マークダウンがフルで使えなくて、実質Ulysses方言みたいな感じになってしまうのはちょっと……と思います。

次に、iCloudの連携以外にも外部フォルダという仕組みがあり、ローカルのファイルや外部のクラウドサービスを利用することもできます。

しかし、対応するクラウドサービスはDropboxのみ……

Scrivenerとかもそうなんですが、Dropboxのみ対応ってやめてほしいんですよね。

というか、Googleドライブで統一してくれ……と切に思います。

iCloudでもいいんですが、iCloudはAndroidやLinuxで使えないので……。Appleのデバイスだけを使え!浮気すんな!ってことなんだろうけど、根がガジェオタなのでどうしても気になります!

もしくは、Dropboxが無料プランでの接続台数を緩和してくれるか、小容量で安いプランを作ってくれるか、ですね。

3台までしか接続できない無料プランの次は、2TB/月1200円のプランになってしまうのはキツいです……。テキストメインの同期をしたいだけなので……。

Googleドライブみたいに100GBで月250円のプランとか欲しいです。

というか、そもそも無料プランで3台までしか接続できないってのがあり得ないんですけどね!!

現状、Dropboxは完全に代替できるサービスがない(周辺アプリの対応状況とかを含めると)ので、小容量低料金プラン、欲しいですね。

別にiCloudやGoogleドライブでいいじゃん

そうなんだけど、iCloudは基本Apple製品でしか使えないし、GoogleドライブやiCloudでの同期に対応してないアプリがたくさんあるんだよ!(AlfredとかScrivenerとか)

結局のところ、Wordpressのエディタ上で編集しないといけないのなら無理してエディタからアップロードできる必要はないのではないのか説

で、ですね。

そもそも、Ulyssesを使っていた理由は、ブログの投稿とかの都合もあったわけです。

Ulyssesのブログ投稿機能はすごく良くできていて、一時期は下書きから投稿まで全部Ulyssesで完結していました。

ただ、現状、今ブログを書く上で、画像のサムネイル化や吹き出しの多様、アンダーラインを引いたり……など管理画面のエディタ上で操作することが飛躍的に増えているので、Ulyssesで投稿してそれで完了!とはなってないです。

最近、Cocoonについてる吹き出し機能で吹き出しを出すことにハマってます

ブログで人形劇おじさん(笑)

それを考えると、エディタにWordpressへの投稿機能がついている必要性ってのはそこまでないんじゃないかな?とも思うわけです。

Markdownで下書きを書いていれば、Wordpressの投稿画面にコピペすればいい感じにMarkdownを反映してくれるわけですしね!

Googleドライブなりに.mdファイルを置いて任意のエディタで書ければいいのではないのか説

そんなわけで、UlyssesをやめてGoogleドライブなりにマークダウンで書いたブログの下書き用テキストを置いておいて、iPhoneなりiPadなりWindowsなりAndroidなりで書ければそれですべて済むのではないのか説、というのも考えました。

しかし、問題もあります。なんかiOSデバイスのテキストエディタでGoogleドライブが開けないんだけど!

Google Driveがグレーアウトして選択できない

Dropboxは使えるのに、対象がGoogleドライブになった瞬間開けない現象がiOS上のエディタ(Ulysses / 1Writer / MWeb)で発生してます。どうやら、これらのエディタはGoogleドライブに対応してないようです。

いやまあ、ファイルアプリでGoogleドライブに移動してファイルのアイコンをタップする方法でエディタを起動すればいいだろ、と言われたらその通りなんですが、めんどくさい

作業を始めるまでの快適性というのは、モチベーションに直結するのでとても重要です。

そんなめんどくさいことをいちいちやっていたら、書き始める前に書く気力が減退してくるので、もう少し手っ取り早い手段が欲しいわけです。

WindowsとMac、iPad / iPhoneで併用できるエディタがほしい

テキストエディタで書くテキストは下書き以上のものにはならないので、Wordpressへの投稿機能はとりあえず棚上げしておきます。

その上で、マルチプラットフォームでブログを書けるエディタ、データの共有が楽なエディタというのを考えました。

その結果……。

ありがちな話ですが、クラウドサービスでブログを書くのがいいのかなあと結論づけました。

  • Notionでブログを書く
  • Apple純正メモ帳でブログを書く
  • Inkdropでブログを書く

他にもSimplenoteとかObsidianとかももありますが、一回使ってみて「うーん」と思ったのであえてここには入れてないです。

その辺も最後の方に詳しく書いていきます。

Notionでブログを書く

Notionについては今まで何回もなんとか活用しようと試行錯誤を繰り返し、結局うまく使えないなあという結論に至りました。

しかし、日本語バージョンもリリースされてるし、うまく活用しようとせずにテキストを入力するだけならいい感じで使えないか?という目論みです。

今まで「うまく使えないなあ」というのは理想が高すぎた部分があるんじゃないか?という発想ですね。

所詮、僕の能力でYoutubeとかでおしゃれな活用法をしている人たちみたいな使い方ができるはずもなく……。

諦めが肝心なのでは?という気もします。

無能には無能なりの使い方があるってことやな

自分の限界を知る、とても大事

問題点としては

  • Markdownは使えるけど、引用とかはMarkdownそのままではない
  • 画像とかを貼り付けるのに使えるストレージ容量が5MBしかない(無料の場合)
  • ネットに接続してないと何もできない

Markdownの要素は基本的に使えるんですが、一部の要素(引用とか)はMarkdownそのままではなく、Notionのエディタ上でスラッシュを入力してから呼び出す必要があります。

画像とかを貼り付けられるストレージ容量が無料プランの場合、5MBしかないです。

無料プランと有料プランの比較——無料だと5MBしかファイルをアップロードできない

有料プランにすると無制限になりますが、月に5ドル(月額払いの場合)年額払いでも4ドルかかります。

それだったら別にUlyssesで良くね感はあります。

諦めてApple製品だけ使っていれば別のエディタを探す必要はないのでは?

やだやだやだ!Thinkpadとか使いたい!!

あと問題点としては、NotionはWebサービスなので、インターネットに接続できてないと何もできないということです。

我が家のネット環境は実に不安定なので、そこは不安です。

Apple純正メモ帳でブログを書く

基本的にAppleのサービスはAppleデバイス向けなので、WindowsやAndroid、Linuxなどでは使えませんが、iCloudのWebサービスにログインすればブラウザ経由で使うことができます。

Appleデバイスをメインで使うという意味では最適なツールといえばツールなのですが、いくつかクリティカルな問題があります。

  • Markdown非対応(シンタックスハイライトしてくれない)
  • 同期がなんか遅い気がする
  • ブラウザ上だと画像を貼り付けることができない
  • ブラウザのログインがめんどくさい

まずMarkdown非対応なので、Markdownの要素、強調だったりリストだったり見出しだったりがハイライトされないので、書けるには書けるけどなんか見にくいです。

メモ帳の画面——見出しの色が変わったりとかしてくれない

同期なんですが、うーん、速いっちゃ速いんだけど……なんか同期されてる時とされてない時があって、どうにも安定的に同期されてない感じです。

どうも僕の環境上の問題な気もするのですが……。

Windowsで書くときはブラウザ上でログインすればメモ帳にアクセスできます。

できますが、ブラウザ版だと機能が制限されていて画像を貼り付けることができませんでした。

逆になぜかノートの内容を画像としてコピーする機能があって、Appleが何を考えているのか意☆味☆不☆明です。

あと使うときは一回一回ログインし直す必要があるので正直めんどくさいです。

デスクトップならいいけど、モバイルでは勘弁して欲しいかな……?

ただ無料で使えて、いくらでも画像とかを貼り付けられるのは便利だなと思います。

MacやiOSデバイスならショートカットアプリで色々と入力したり編集することもできますし。

inkdropでブログを書く

Inkdropというクラウドノートサービスがあります。

公式サイトは英語ですが、運営しているのは日本人(らしい)です。

費用は、月額で約5ドル、年額で49.9ドル(月当たり4.158ドル)

画像とかを格納するストレージとして10GBが使えます。

どっちかというと、プログラマ向けのMarkdownエディタです。

問題点としては

  • UIが英語
  • プログラマ向けのものをブログの下書きでどこまで使えるのか?
  • ストレージが10GBまで(まあブログの下書き程度で使い切ることはほぼないと思うけど……)
  • 別段コストの削減にはならない

UIが英語だとなかなか使う気になりません。いやまあ使う操作は大体覚えるので使えるのですが、やる気・モチベーションの問題でなかなかしんどいです。

プログラマ/ソフトウェア開発者向けのツールなので、プログラミング全然できないおじさんがどこまで使いこなせるのか?という問題点も割とあります。脳みそがついていかない気がする……。

能力の限界が低すぎて草

有料プランにしても、ストレージが10GBまでという制限があります。

Notionとかだと容量が無制限になるので、その辺どうか?という問題点ですね。

そもそも、月5ドルだとほぼほぼUlyssesと変わらないので、じゃあUlyssesでいいじゃん(いいじゃん)となってしまう気がします。

マルチデバイスなのでWindowsやAndroidでも同等に使えるので、そこをどう捉えるかですね。

当面Androidデバイスを買う予定はないので、Windowsで使うことをどう考えるか……悩ましい。

ObsidianやSimpleNoteではダメなのか?

さっき上の方で、ObsidianやSimplenoteも試したけど、ダメだったよ、という話をしたので、その辺を掘り下げていこうと思います。

と言ってもSimplenoteの場合は話が簡単でちょっとUIがシンプルすぎて合わなかった、というだけです。

画面がゴチャゴチャしているとやる気がなくなるし、シンプルすぎてもやる気が出ない。我ながら我儘がすぎる……!

具体的にはObsidianについて掘り下げていきます。

Obsidianの場合——モバイルアプリの出来がイマイチ

Obsidianの場合ですが、モバイルアプリの出来がイマイチなんですよね。

一応、PC(Windows / Mac)のフル機能がモバイルアプリでも使えるのですが、日本語入力周りに問題を抱えています。

順調に書いていたと思ったら、文字が変換されなくなったり、入力した文字が二重になったり、フリーズしたり、ファイルが消えたり、そもそも起動しなかったり、と細かな不具合が頻発してます。

また、iOSの場合、ノート(Vault)の同期がiCloud Drive限定になるのですが、Windowsを絡ませると、同期に問題が発生するんですよね。

Windowsからの同期が遅いせいで、同期のコンフリクトが頻発します。

メモ書き2・メモ書き3みたいなファイルが大量発生して、「どれが最新版やねん!」ってなるんですよね。

どっちが5月10日のDailyノートなのか問題

というか、そもそも、iCloudはWindowsからのファイルの同期が異常に遅いのをなんとかして欲しいです。使えてはいるんですが、異常に遅いんですよね。体感でMacの半分から3分の1ぐらいのスピードです。いつまで経っても、「同期待機中」だったりね……。

iCloudがWindowsからだと遅いっていうのは、Obsidianが悪いんじゃなくてAppleが悪いんだけど、実用上困るのは確かです。

じゃあ、Obsidian公式の同期サービスのObsidian Syncを使えば……って話もあるのですが、これ、月払いで10ドル、年払いにして96ドル(月あたり8ドル)もするんですよね。

そこまでするほどでは……と思います。

どれも正直しっくりこない——エディタ探しの旅は続く

そんなわけで色々書いてみたんですが、どうもなんかしっくり来るのがないんですよね。

それを考えると、エディタ探しの旅は当面続きそうだなーと思います。

いやまあ、Windowsを完全に切り捨てて、MacとiPad、iPhoneですべてを完結させる!と決意できれば、現状のUlyssesを使い続ける、でFAなんですけどね。

エディタ探しの旅は続く……!

書く量を増やしてから悩んで、どうぞ

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