得しているかどうかを気にしすぎると、人生を損する

in-post-ads

お金がないと生活できません。

なので、いろんなところで、いろんなお金に関する話が尽きません。

たとえば、持ち家か、賃貸か。

たとえば、クルマの所有の是非。

たとえば、保険に入る必要はあるのか否か。

純粋に経済的な話をしましょう。

純粋に経済的な話をすれば、絶対持ち家です。

ただし、ちゃんとした立地にある、中古住宅に限ります。端的に言えばリセールバリューの高い中古住宅ですかね。

何故か。まぁ、よく言われるように、賃貸は資産にならないが、持ち家は資産になる、という理由がまず挙がります。ただ、単純に、賃貸よりも自己所有の方が単純に費用が安いということですね。

計算しようかと思ったのですが、すでに計算している人がたくさんいるのでめんどくさいのでURLを出して終わります。

「賃貸 VS 購入して持ち家」どっちがお得?!徹底比較!

持ち家の場合、住宅ローンの返済が終わるまでは毎年の負担は大きいですが、ローンを完済してしまえば、年間コストは大幅に減ります。今回のマンションのケースでは、42年目で賃貸が持ち家の生涯コストを上回ることがわかります。

(中略)

今回の一戸建てのケースでは、38年目で賃貸が持ち家の生涯コストを上回ることがわかります。

「賃貸 VS 購入して持ち家」どっちがお得?!徹底比較!

新築住宅――とくに分譲は、メーカーの利益、工務店の利益、広告宣伝費用、それらの費用が乗っかっていて、購入した瞬間、ガクッと資産価値が下がります。

立地も重要です。人口が増え続ける――つまり地価が上がり続ける土地にないといけません。

間取りとかも、奇をてらったものになると、リセールバリューに影響します。

では、保険はどうでしょうか。

こんな意見があります。

荻原博子の主張「生命保険は“不幸クジ”」(ヤフーニュース)

個人的にはこの人の主張で納得いくものは少ないなと思いますが、純粋に経済的な利点から見れば、医療保険に入る必要はほぼありません。独身なら生命保険もいらないでしょう。

というのも、日本の健康保険はすごく範囲の広い制度で、かなりの部分が国民健康保険でカバーできるからです。

たとえば、一定以上の医療費がかかる場合、高額療養費制度でかなりの部分が帰ってきます。大体10万円を超えると、超えた分が返ってきます。数百万円じゃなくて数十万円ぐらいなら貯金できるんじゃないでしょうか?保険はではなく貯金なら使い道はかなり自由になります。

また「働けなくなったらどうするの?」みたいな保険の売り文句がありますが、公的保険には傷病手当金という制度が有り、病気やけがなどの理由で連続した3日間を含む4日以上仕事に行けなくてその間給与の支払いがない場合、直近一年の月給の3分の2のお金を1年半もの間もらうことが出来ます。

それを超えたとしても、障害年金という制度があります。

なので、こういう民間保険の医療保険や就業不能保険は純粋に経済的に見ると効率が悪いと言えます。この保険料を貯金してつみたてNISAやidecoで運用したほうがマシですね、経済的に見ると。

クルマはどうでしょう。

よく、クルマはいらない、クルマは金食い虫だ!と言われます。どうしてもクルマを買わなくてはいけないのなら、新車ではなくて安い中古車を買え!と言われます。

これは純粋に経済的にみると正しいです。

自動車税は軽なら1万円ぐらい、コンパクトカーでも3万円前後、一年にかかります。これにガソリン代、車庫の費用、車検代が2年でだいたい10万円ぐらい、一年で5万円ぐらい、1年ごとに12ヶ月点検の費用……こうして書いていくと、どんどんお金がかかりますし、これにローンを払うなんて地獄です。

新車の価格は、納車された瞬間に数十万円下がります。3年5年経てば、買った値段の半分にもならないでしょう。

よっぽどリセールバリューのいいクルマ(たとえばフェラーリとか)を買わない限り、新車を買うのは損だというのはその通りでしょう。

こうして経済的に考えると、家、保険、クルマはこうなります。

  • いい立地にある中古住宅を低金利の住宅ローンを組んで買う
  • 医療保険や就業不能保険はいらない、独身なら生命保険もいらない。火災保険や自動車保険だけに入る。
  • 状態のいい中古車(できれば不人気車)を一括で買うorクルマは一切保有しない(都市部のみ)

さて。ここから本題です。

こんな人生、楽しいですか?

経済的不利を受け入れるのならば、いつでも自由に好きなときに引っ越しできる権利が手に入ります!(賃貸に住む)

経済的不利を受け入れるのならば、自分の好きな間取り、好きな内装を備えたピカピカの新築住宅を好きな場所に建てられます!

経済的不利を受け入れるのならば、たくさんの保険に守られて安心して人生を過ごせます!

経済的不利を受け入れるのならば、ぴかぴかの真新しいクルマに乗れます!

経済的不利を受け入れるのならば、自分の好きな色のクルマに乗れます!

経済的に得だからという理由で、住みたくもないところに住み、気に入らない家に住み続け、健康や老後への不安を抱え続けたまま働いて、好きでも楽しくもないクルマに乗り続ける。

いくらお金があったって、そんな人生は失敗でしょう。

経済的合理性ってそんなに、すべてに優先するべきことでしょうか?

経済的合理性(得するかどうか)は確かに大事です。お金がないと生活できませんから。でも、最優先ではないはずです。

合理性を重視するところ。非合理性(=感情)を重視するところ。

経済的合理性より大事なものは、自分の価値観です。

郊外に新築を建てたいのであれば、建てればいい。経済的非合理性を受け入れて。

非合理的なのを理解しても、公的年金でかなりの部分がカバーできることを知っていてもまだ、保険に入っていないと不安なら、入ればいい。

新車に乗りたいのなら、乗ればいい。

でも、全部最上のものを揃える必要はないはずです。

自分の価値観を明確にすることが大事です。

自分の価値観を明確化して、リソース(収入)を最適配分する。それがお金に囚われずに、自分の人生をよりよいものにするお金の使い方だと思います。