クラウドファンディングサイトReady forで、フェアトレードのメキシコ・マヤジェニックのグループ購入がクラウドファンディングされています。
グループ購入というのが、イマイチピンと来ませんが、基本的にはクラウドファンディングしている株式会社豆乃木さんが輸入する(輸入者名義)のですが、今回出資した人の名前を共同購入者として連ねることで、現地の生産者の人に「こんなに多くの日本人に自分の作ったコーヒーを飲んでもらえているのか」と知ってもらうための仕組みとしています。
生産者の方に、実際の消費者(消費者側から生産者側のことが見えないように、生産者側からも消費者側のことが見えない)のことを知ってもらって、お金以外のやりがいが生まれて欲しいということです。
ファンディングサイトに、コーヒーのバリューチェーンの中では、一次加工の段階(農園主)では利益が少なく、生産者の手を離れた段階(焙煎・抽出)でコーヒーの付加価値が高まります。と書いてあるように、現在の仕組みのもとでは、コーヒー豆の生産者側は、利益が少なく、かつ、実際に自分の作ったコーヒー豆がどんな風に消費されているのかわからない、ということがよく起きています。
おいしいコーヒーを作っているコーヒー農園ですが、実際に飲んでいるのはネスカフェだったり、質の悪い豆(品質のよいものは、現金を得るためにすべて輸出してしまう)だったりします。
コーヒー農園の視察にきた、日本のコーヒー業界の人がその農園の豆を使ってコーヒーを淹れて飲ませてあげると「俺の作っているコーヒーはこんな味がするのか」と驚くといったような話を聞いたことがあります。
実際問題、一部のスペシャルティコーヒーを除いては、コーヒー豆は、先物取引で驚くような安値で取引されています。
そうなると、コーヒー豆の生産者側は疲弊するばかりで、そうなると美味しいコーヒーを飲みたい先進国の消費者側としても困ってしまう……そんな問題を解決するためにあるのが、フェアトレードです。
クラウドファンディングへの出資は基本的に自己責任ですが、メキシコのコーヒー豆に興味がある方は、社会貢献と思って出資してみてはいかがでしょうか。
僕も興味はあります!
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