コーヒーメーカー+ウォーターサーバー?

in-post-ads

日経ビジネスの1分解説で読んだのですが、UCCがコーヒーメーカーの機能を内蔵したウォーターサーバーを出すらしいです。

コーヒーメーカー部分は、ドリップポッドだそうです。

ウォーターサーバーの水を使って、ドリップポッドのコーヒー抽出ができるという仕組みのようです。なんか食い合わせが悪い気もちょっとします。

「当社が実施したアンケート調査で、ウォーターサーバーに内蔵してほしい機能として、コーヒーの抽出機能を求める顧客の声が多かった」と話す。当初は同社が独自でコーヒーの抽出システムを開発しようとしていたが難航。ちょうどUCC上島珈琲も「コーヒー豆や粉は最高の物を提供できるが、水へのアプローチが足りない」(UCC上島珈琲の大内和夫・取締役ドリップポッド事業担当)と課題を抱えており、共同で開発することになった。

UCC、コーヒーメーカーでネスレの牙城に迫れるか

いうほど、UCCって最高のコーヒー豆や粉を提供できるイメージがない気がしますが、それはさておいて、ウォーターサーバーとコーヒーメーカーって全然食い違う気がするのですが、良い水でコーヒーをいれたいというニーズが根強いようです。ぶっちゃけコーヒー粉って活性炭と同じような構造なので、水道水でいれようが、ミネラルウォーターでいれようが、味は大して変わらないというのは置いときます。硬水かも知れない分、ミネラルウォーターでいれるほうがさらにまずいというのも置いておきます。

日本のカプセル式コーヒーメーカー市場では、ネスレがトップシェアを誇る。同社は07年に「ネスカフェ ドルチェグスト」を日本で発売し、累計出荷台数はすでに300万台を超えた。

(中略)

コーヒーメーカー市場で盤石な地位を築いているネスレの牙城に迫れるかは未知数だ。

とのこと。

ネスカフェ・ドルチェグストやネスプレッソ、ネスレも出している(!)ウォーターサーバー+コーヒーメーカーとの競合を意識しての展開ということです。

ドリップポッドがドルチェグストやネスプレッソに迫れるか、という話ですが、個人的には無理筋です。

そりゃ、エスプレッソに比べたらドリップのほうが日本人好みではありますけどね。

やっぱりコーヒーの質という意味ではネスプレッソは頭一つ抜けてます。

こういうカプセル式コーヒーメーカーというのはコスパではどうしても劣るので、コーヒーの質というようなプレミアム性が大事だと思います。

そういうプレミアム性ではネスプレッソには全然及んでないし、及ぶ未来も見えないのが実際のところです。

ドルチェグストはどうかというと、販路の面で厳しいかも知れませんね。ドルチェグストってマシンもそうですけど、替えのカプセルどこでも売ってますからね。その辺のスーパーにも売ってるレベル。

ドリップポッドはというと、出た当初こそスーパーなどでも売ってましたが、今は……。しかも、ドリップポッドの前にエコポッドというのもUCCは出してました。

何食わぬ顔でドリップポッドとかいって展開してますけど、エコポッド機を買った人(僕です)は踏み台かよと思います。

まぁ、ドリップポッドとエコポッドのポッド(カプセル)自体には互換性があるので、エコポッド機もまだまだ現役で使えるんですけどね。

エコポッドはドルチェグスト路線で価格を安く抑えようとしたモデルで、カプセルもマシンもドルチェグストより安かったと思います。もう売ってないのであくまで過去の印象ですけど。

ドリップポッドは一転して、高価格帯路線で攻めています。

種類は少ないですが、シングルオリジンも取りそろえていて、エコポッドよりも価格帯を上げたプレミアム指向になっています。

なんかあっちへいったりこっちへいったりしてて、一貫した販売戦略がないような印象も受けます。(ネスレみたいにローエンドのエコポッド、ハイエンドのドリップポッドみたいに別マシン別カプセル作っても良かったのでは……。)

もちろん、上で書いたように、コスパで劣るカプセル式コーヒーメーカーは、プレミアム性が大事、なので、高価格帯路線を選んだこと自体は正しいのですが。

そういうわけで、ローエンドにドルチェグスト、ハイエンドにネスプレッソを配するネスレの布陣は完璧といってもいいくらいで、泥縄式のやり方では、到底太刀打ちできないでしょう。

ネスプレッソはドリップポッドと違いコーヒー専門ですが、ドリップポッドよりもシングルオリジンの種類が多く、ブレンドの種類も多く(しかもハワイコナブレンドとかストレートな名前がついているUCCに比べて、カザールとかアルペジオとか名前がかっこいい――一目見てどんな味かはわかりにくいけど)フレーバーコーヒーのカプセルまであります。

一方ドリップポッドは緑茶や紅茶がありますが、おまけ程度でしかないです。

それを考えるとやはり、ネスプレッソと戦うのは難しいと言えます。

とはいえ、一人の日本人としては国産のUCCに頑張って欲しいんですけどね……。