ベトナム・E-Coffeeについて調べてみた!

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今回はベトナムのコーヒーチェーン、E-coffeeについて調べてみました。

何故E-Coffeeについて調べてみようと思ったかというと、この記事を読んだからです。

新たなコーヒーチェーン「E-Coffee」、1日10店舗ペースで拡大中

内容をまとめると

  • 地場コーヒーメーカーのチュングエン・レジェンド(Trung Nguyen Legend)が開業したフランチャイズコーヒーチェーン・E-Coffeeが飛躍的に成長している
  • その成長ペースは1日10店舗ペースにも達している
  • 2020年までに3000店舗の展開を目指している
  • 中所得者向けで、テイクアウトメイン、チュングエン・レジェンドのコーヒー豆やマシンなども小売りしている
  • 参入障壁が少なくて飲食業を始めたいという人々の間で注目を集めていて、国内(日本国内なのか、ベトナム国内なのかちょっと読み取れませんね)以外にも、中国、韓国、アメリカ、ロシア、ヨーロッパなどの多くの企業が関心を寄せている

とのこと。

1日10店舗ペースは破格すぎませんか!?ということで、E-Coffeeというコーヒーチェーンが気になったので、ざっくりと公式サイトを見てきました。

公式サイトは中文と英文、ベトナム語の三種類から選ぶことが出来ます。

ジョイントストックカンパニーはなにものだ?

運営主体は「チュングエン・フランチャイジング・ジョイント・ストック・カンパニー(Trung Nguyen Franchising Joint Stock Company)」

ジョイントストックカンパニー(Joint Stock Company)という聞き慣れない企業形態ですが、実は日本語訳も定訳が存在しない企業形態です。

締約は存在しませんが代表的な訳し方としては「株式社団」「合本会社」「合本組合」「共同出資会社」「共同資本会社」などがあります。

ただし、どれもイマイチ実態を表しているといえないらしく、そのまま「ジョイント・ストック・カンパニー」と書くことが多いようです。

では、この「ジョイントストックカンパニー」とはどんな企業形態なのか。

株式会社と同じように、株式によって出資者が所有するという企業形態です。

……とだけ書くとイマイチ理解しづらいかと思うのでもう少し書きます。

仮に「コーヒーロード株式会社」があるとして、この会社は100株を発行しているとします。この場合、1株は「コーヒーロード株式会社」の所有権の1%となります。この1株=「コーヒーロード株式会社」の所有権の1%は、譲渡することができます(=売買できる)。「コーヒーロード株式会社」に出資したい場合、「コーヒーロード株式会社」株を買ってくればいいわけですね。

「コーヒーロード株式会社」が銀行融資以外で「お金が欲しい!」となった場合、新たに株式を発行(=増資)することで、お金を得ることが出来ます。

「コーヒーロード株式会社」は法人としての格をもっていて、不動産を所有したり、金融資産を保有したりといった、ことができます。よくニュースでも、企業の内部留保が大金になった、なんとかしないとみたいな報道はされてますね。

この「コーヒーロード株式会社」が何かやらかして、莫大な負債を背負って倒産したとします。その場合、「コーヒーロード株式会社」の1%を保有している人はどうなるのかというと、莫大な負債の1%を負担しなくてはいけない……!というわけでは全然なく、責任を負う額は、「コーヒーロード株式会社」の1%を購入するのに要した額(=1株)です。つまり、株券がかみ切れになるだけで、負債を負ったりといったことにはならないわけです。

「コーヒーロード株式会社」が利益をあげたとすると、「コーヒーロード株式会社」の1%を保有する人(=株主)は、当然、利益の1%をもらう権利をもっているわけです。そのお金は配当という形で株主に分配されます。(もちろん、株式を他に転売して利益を得るというのも実際の投資では存在するけど)

さて、ここまで話してきたことは、通常の株式会社についての話です。

とはいえ、よく似ているので、理解の助けになるかと思います。

リミテッドストックカンパニーが通常の株式会社と違うのは

法人としての格をもっていない(=不動産などを所有することが出来ない)

株主は無限責任を負う(出資額/株券がかみ切れになる以上の責任を負う)

利益は配当などを介さず直接分配される。(分配の段階で課税されない)

などがあります。株式会社とは似ているけど微妙に違う形態っていうことです。

……とここまで書いてきて、衝撃の事実があります。

この節を書くためにWikipediaを読んでいたのですが

イギリスやアメリカのジョイント・ストック・カンパニーとは、沿革的にも法的にも異なる他国の企業形態に対して、英訳として「joint stock company」という語が当てられることがある。

(中略)ベトナムの企業形態のひとつである株式会社(Công ty cổ phần)が、英語名称としてjoint stock companyを冠したりする[43]場合などである。

Wikipedia – ジョイント・ストック・カンパニー

ただ単に、Joint stock companyという訳語があてられただけだったよ!

ちなみに母体となるチュングエン・レジェンド社はベトナムで20年以上の歴史を持つコーヒー企業です。

一体全体どんな店なのか

……実は全然情報がないです。ベトナム語ができたら違うんでしょうが……。

公式サイトにもどんなメニューがあるとか何の情報も載ってないので、わかる範囲でまとめていきたいと思います。

  • コーヒー豆以外にも器具も多数揃えていて器具も買える(チュングエン・レジェンドブランドのコーヒーマシンやカプセル、ミネラルウォーターなども買える)
  • 本が読める(本はE-coffeeがセレクトした自己啓発書)
  • パンもいろいろな種類がある

パンですが、公式サイトにはBAHN MIと書いてあります。これはバインミーと読み、ベトナム風サンドイッチのことです(日本では)。日本では、と注釈を置いたのは、ベトナムでは、バインミー(BAHN MI)は単純にパンの総称で、サンドイッチを指すものではないようです。

実際、E-coffeeのサイトでは、BAHN MIと書いてあるところのイラストはサンドイッチではなく、普通のフランスパンになっています。

メニューですが、僕が調べた限りでわかったのは、ドリンクメニューが27000ドン(約130円)から35000ドン(約160円)、バインミーがだいたい27000ドンとのこと。

公式Facebookより

画像の左側にある棚にならんでいる本が、本が読めるコーナー?の本です。

どんな本があるのかなと思って、公式Facebookを見ていたのですが

公式Facebookより

ベトナム語読めなくてもわかりますね。これは「学問のすすめ」でしょうね。

日本の本もあるんだなあ……。

公式Facebookページにはそのほかにも新しく開店した店舗の写真などがありますが、どのお店も明るくてお洒落で活気に満ちた感じです。

そんなE-coffeeのフランチャイザーになるには3つのパッケージがあって、事業所やビジネスの種類によって選択して欲しいと書いてあります。

最安値は6500万ドン――日本円で30万5000円くらいです。

次が1億2000万ドン、日本円で約56万3290円

最後が1億7500万ドン、約82万円となります。

この三種類のパッケージですが、何がどう違うのかはわかりません!……というのも公式サイトにも一切の記述がなく、三つのパッケージがあって、事業所やビジネスの種類によって選んでね!と書いてあるだけなのです。その辺は、希望者に具体的に打ち合わせた上で……ということなのでしょう。

現在までに展開されているのは全部で51店舗。同系列のチュングエンレジェンドブランドのお店も含めると、118店舗が展開されています。1日10店舗ペースの割には少ない。あのニュースが出てから、出店ペースは鈍化したのかな?

最後に

とりあえず、興味があったので調べられるだけ調べてはみましたが、ベトナム語は英語以上にさっぱりですし、Google翻訳もイマイチよくわからない訳文を返してくるしで調べるのに障害がありました。

調べた範囲だと、普通のコーヒーチェーンって感じですかね。

自己啓発書が読めるところが普通のお店と違うところかな。公式Facebookにはお客さんが難しそうな顔をして本を読んでいるところの写真なんかもあったりしてちょっと微笑ましいです。