なんかすごい大袈裟なタイトルだなあ……(苦笑)
以前、HyperX Cloud Orbit Sの記事を書きました。

そして、そのせいで、ちょっとオーディオにハマりつつある自分がいます。
HyperX Cloud OrbitSを使っていて思いました。やっぱりヘッドホンよりスピーカーやな!と。
そんなわけで、スピーカーリスニングを始めようと思います!
買ったもの

中華アンプ:Nobsound NS-01G Pro(3500円ぐらい)
いわゆる中華アンプです。
中華アンプでは、有名どころは他にもありますが、対抗馬と比べても、明らかにコスパがいいんじゃないかと思います。
今回は「Nobsound」名義で書きましたが、ELEGIANTなど、色々なブランドから似たようなアンプが発売されています。というか、全部同じものっぽいです。中華情勢は複雑怪奇。
こいつのいいところは、USBDAC機能を内蔵していること。
そして、Bluetoothも入っていることです。
といっても、コーデックはSBCだけで、AACもAptXも非対応なので、Bluetoothは実際には使い物にならないというか、正直どうやって接続するのかも良くわかってないレベルなのですが。
しかも、最初から、USB-A/MicroBケーブルとか、ACアダプタとか、3.5mmステレオミニ/RCAケーブルとか、全部付属してるんですよね。
使う分においては、追加でACアダプタとかケーブルとか買う必要がないというのは大きいです。
そりゃあ音質的にこだわるなら、もっといいACアダプタとか、ケーブルとか使えよっていうのは道理かと思いますが、最低限の動かすにあたって追加で何も買わなくて良いというのは大きいです。
ただ、難点もあります。
それはACアダプタです。
PSEマークがついているんですが、マークがついているだけで、輸入事業者名が記載されてません。
PSEマークは付いてないとダメなんですが、ついてるだけでもダメで、輸入品の場合、マークの横に輸入事業者名が記載されてないといけないはずです。
そういうわけで、違法商品というか、脱法商品というか、その点でちょっと「うーん」ですかね。
他の難点は、小さくて軽いのはいいんですが、小さくて軽いせいで、置き場所に困るということでしょうか。
小さくて軽いので、スピーカーケーブルやACアダプタのケーブルに引っ張られるので……。なんとかして固定しないと、何かしら操作するたびに(ボリュームとか電源とか)位置がずれてしまって、釈然としない気持ちになります。

ケーブル配置というか、コネクタの位置も正直うーんです。前面にAUX(3.5mmステレオミニ)とmicroUSB端子、それから電源スイッチがあって、背面にスピーカー端子とACアダプタの端子、という配置なのですが、この配置だとデスク上に置いた時にどうやっても、ケーブルを隠すことができないんですよね。
かといって、アンプ本体を隠すには、ボリューム調整ができなくなるという問題があり……(アンプ本体のボリュームは固定してしまって、PC側で調整すると割り切ればいいんだけど)。
「どうしてこんな配置にした!言え!!」と言いたくなってしまうほど、デスクトップオーディオとして考えると不可解な配置です。
もう一回り大きくなってもいいから、ACアダプタやUSB端子、AUXも背面に配置して欲しかったです。
端子構成はともかく配置的にはAstell&KernのACRO L1000のような配置が理想です。デスクトップオーディオ目線で考えると。

上部にボリュームがあって、ヘッドホン端子が側面、スピーカーや電源、入出力系統が全部背面という配置です。
値段が軽く10倍以上違うので、単純な比較はできませんが、ACRO L1000のようなデュアルDACとかバランス出力とかいらないので、今のNS-01G Proと同じ機能でいいので、この配置がいいなーと。
他の欠点としては、USBで接続した時に音が途切れるというか、時折PC側の認識が行方不明になるというか……接続が安定しない傾向にあることですね。
音楽を再生していると、途中でいきなりディスプレイ側のサウンドに切り替わって、しばらくしたら、アンプ側に戻って、ということが時折起こります。
ただし、USB周りに問題を抱えているとかいないとか言われている、M1 MacBook Proで、かつ、USBドック経由なので、このアンプが原因かと言われるとなんとも言えません。
事実として、現状NS-01G ProのUSB出力が不安定ということを挙げておきます。
スピーカー:Denonのサラウンド用スピーカー(ジャンク:ペア600円)
ハードオフのジャンクコーナーから引きとってきました。
「音は出ます」とかいう一抹の不安のある説明文で、外側はちょっと状態がいいとは言えないですが、他のジャンクコーナーのスピーカーに比べると、明らかにマシだったので、これにしました。
そう、選んだ理由は、見た目と値段です。
見た目はサランネットがボロボロだったり、スピーカー本体に埃とかがたくさん溜まっていたりと、綺麗とは言い難い状態ですが、音はしっかり出てます。
元々は、ホームシアターのサラウンドスピーカーだったと思いますが、サイズも小さくて実にいい感じで鳴っています。
何よりサイズが小さいのがいいです。
ただ、スピーカーケーブルを挿すときに、バナナプラグとかはできずに剥き出しにした線を直結するしかないです。
まあ安いからしゃーない。
スピーカーケーブル:Amazonベーシック30m(セールで900円)
Amazonのセールで30m巻き900円で売ってました。
普段だともう少し高いかな?
音は鳴ります。
というか、オーディオマニアの皆さんは「スピーカーケーブルで音が変わる(キリッ」とか言いますが、正直到底信じられません。やってみれば意見は変わるかもですが。
ただ、最初はスピーカーのセッティングとかがぴったし決まらないので、 それを考えると、最初から高いケーブルを買うよりは、こういうコスパ重視の安いケーブルで試行錯誤しながら、位置決めして、ある程度決まった段階で、量り売りの高級なケーブルを最小限の長さで買うのが良いのかも……。
感想・結論:中華アンプのコスパすげー!そしてジャンクや中古のスピーカーでも十分使える
今まで、ディスプレイ内蔵スピーカーで聴いていたのはなんだったのだろう……
今まですごく時間を無駄にして来たのではないのか。そんなことを思ってしまうぐらい、ディスプレイ内蔵スピーカーとは違う世界が広がっていました。
サンワサプライとかエレコムとかが出している1000円とか2000円ぐらいの安いPCスピーカーも使ってたことがあるんですが、それらとも全然格が違う世界が広がっていて、すげえ!って素直に感心してしまいました。
5000円でこんな世界が見られるんなら、もっと早く買っておけばよかった
というか、ディスプレイ内蔵スピーカーとか安いPCスピーカーって普通の音量でも音割れしてるんだなあ!と。
Macのオーディオ出力切り替えで、ディスプレイ内蔵スピーカーとアンプとを切り替えてみると、その違いが如実に現れるというか、ディスプレイ内蔵スピーカーは音質悪すぎて聴けなくなるレベルです。
それから、音の聞こえ方がすごいです。
うまく表現ができるのかはわからないのですが、スピーカーがディスプレイの両側にある、というのは視覚的に認識しているのに、音がディスプレイから聞こえる、二つのスピーカーの真ん中から聞こえる感覚。
「あれ?スピーカーは左右にあるんだよね?真ん中から音するけど」
なにを言っているのかよくわからないかと思うのですが、僕が読んでも意味不明です。
これはもう実際にやってみてもらうしか!
ディスプレイ内蔵スピーカーとかしか使ったことがない人は、マジでちゃんとスピーカー揃えるとぶったまげると思います。
中華アンプ、特にNobsound NS-01G Proのコスパはヤバいです。3500円で全然普通に使えますからね!ケーブルもACアダプタも付属しているので追加で何かを買う必要があるわけではないですし。まあ、スピーカーケーブルは買わないとだけど。
スピーカーケーブルもAmazonベーシックのがすごく安い値段であるので、これで十分です。
というか、ケーブル如きで音が変わるとか、オカルトにも程がry(オーディオマニアに怒られそうな言説パート2)
高級ケーブルを買ったら買ったで、やっぱりケーブルだな!ってなる可能性は否定できませんが。
スピーカーも、アンプ内蔵ではないパッシブスピーカーなら、早々簡単に壊れるものではないので、ジャンクコーナーから適当に救出したり、中古コーナーの元サラウンドスピーカーや元ミニコンポの付属スピーカーとかを買って来れば普通に使えるので。
ちょっと工夫すれば色々と楽しめるなあと思います。
この絶妙なプアオーディオ具合が楽しいのです。オーディオ素人ですけど!
ちなみに、こんな記事を書きましたが、スピーカーについては今は別のスピーカーを使っています。新品でかなりいいやつを買いました。
そのスピーカーについてもまた機会があれば書いていきたいと思います。

