今回は、モンブラン149の半年使用のレビューを書いていこうと思います。
その前に1年以上ここを放置してたことの謝罪が必要なのでは……?
忙しかったからセーフ
ほーん(YouTubeとブラウザが大半を占めるスクリーンタイムみながら)
これから本気出すから大丈夫大丈夫……(震え声
購入直後のレビューはnoteに書きました。
それから半年以上使ってみてどう思ったかを書いていきます。
購入した149は80年代のEFです。
圧倒的安定感と安心感のある万年筆
結論から言うと、モンブラン149は「圧倒的安定感と安心感のある万年筆」です。
派手でお洒落なイタリア万年筆に比べれば、大きさ以外地味な万年筆です。
国産万年筆のようにコストパフォーマンスに優れているわけでもないです。
80年代のペン先は、現行のモンブラン149に比べると柔らかい――というか現代の大抵のニブより柔らかい気がします。例外はフレックス系とかフォルカンとかプラチナのSFとかSMとか。
しかし、この柔らかさは適切な柔らかさ――というと意味不明ですが、計算された柔らかさなのだと感じます。柔らかすぎる、フレックス性能がある万年筆だと、書くことに集中できない、というか、遊びたくなってしまいます。一方で固すぎると、つまらない、というより書く上でモチベーションがあがりにくい。
この柔らかさは、遊びたくはならないけど、書く上でのモチベーションを失わない適切な固さだと感じます。
他の万年筆を使ってから、モンブラン149に戻ると、ほっとするというか、安心するというか、「安定感のある万年筆だな」と強く感じます。
字幅は(国産に比べて)太いので注意が必要
あちらこちらで言われていることですが、字幅は国産に比べて相当太いので、その辺は注意が必要です。
僕が購入したのは、EF(極細)ですが、国産のM(中字)くらいの太さです。
今回の場合、2段階くらい太いです。
インクフローが潤沢なのでなおさら太く感じやすいというのはありますが……とりあえず字幅には注意が必要――まあ、太いならその分文字を大きく書けばいいだけのことなんだけどね!
ヘタクソで恥ずかしいのですが筆記サンプルです!
例文は?
00年代の名作青春ライトノベル「イリヤの空、UFOの夏」、君も読もう!(ステマ)
ニブの広さは心の広さ
ついさっき上のほうで、「遊びたくはならないけど、書くモチベーションがなくならない程度の適切なニブの柔らかさ」みたいなことを書きましたが、書くモチベーションを高める要素はもう一つあり、それはニブのデカさです。
豪華なバイカラー仕上げの超大型ニブは文字を書く上でのモチベーションを否応なく上げてくれます。
ニブが小さい万年筆が嫌い、というわけではないですが、やっぱりニブはデカいにこしたことはないと強く思います。
ニブがデカい万年筆が好き!
自然と力が抜ける握りやすさ
僕はずっとキャップポスト派だったんですが、149はポストせずに使っています。
ポストしてないときの重量バランスのほうが書きやすい、と感じます。
購入する時に146と149で迷いました。
「146のほうが日常で使いやすいサイズなのでは?」と思いつつも、ニブの大きさで149を選びました。
確かに146のほうが日常使いしやすいサイズです。
そういう意味で146は最高の実用万年筆なんて言われていたりします。しかし、この149のサイズも悪くない……というより、長時間筆記するのなら、146よりも149のほうが有利なんじゃないか?と思います。万年筆で長時間筆記する人がどれだけいるのかはよくわかりませんが!
買った当初、ニブが柔らかすぎて使いにくい!と思いました。
使い慣れると、万年筆本体が太くて大きいおかげで、万年筆をホールドするのに力を使わなくなって自然と指先から力が抜けます。それで、ニブの柔らかさが気にならなくなるんですよね。むしろちょうどよくなります。
長時間筆記時の安定感がとにかく素晴らしい万年筆
というわけでもう一度同じことの繰り返しになりますが、「安定感と安心感がとにかく素晴らしい万年筆」というのが、モンブラン149を半年以上使っての感想になります。
長く作り続けられるモノはそれ相応の理由があるっていうことがハッキリわかります
ペリカンM800買っても似たような感想書いてそう(小並感
M800……欲しいなあ、でもM1000のがもっと欲しい
使い道ないんだからもう買うなよ?絶対買うなよ?
それはつまり買えってことだな!
やっぱり物欲には勝てなかったよ……