前回のデスクツアー記事でPC作業用デスクとゲーム用デスクを使い分けていると紹介しました。
そこからの変更点として、ゲーム用デスクを解体しました!
解体した理由としては、リビングのテレビがそろそろ寿命を迎えつつあって、ゲーム用デスクのテレビをリビングに移送したからです。ディスプレイがないんじゃゲームできないですからね!
と同時に、AVアンプを置いていてもしょうがないので、AVアンプもリビングに移設しました。
実際にAVアンプをリビングに置いてみると、ブックオフのジャンクコーナーから漁ってきた小さいスピーカーではいかにも役者不足という感じです。いや、音量は出てますが!
そんなわけでテレビの左右にトールボーイスピーカーを置こう!と思い立ちました。
ちなみにトールボーイにする理由としては、見た目と値段です。いや、ブックシェルフ+スタンドでもいいんですけども!
値段というのはスタンドにあまりお金使いたくないのです。別にスタンドって何かの役に立つわけでもないですからね!いや、そっちの方が音をチューニングできるんだとか色々とオーディオマニアの皆様的にご意見はあるかと思いますが!
スタンドって安くても1万円ぐらいはします。
仮に10万円のブックシェルフスピーカーを買うとすると、安くてもスピーカーの値段の1割が何の役にも立たないスタンドに費やされるわけです。それなら、11万円でトールボーイスピーカー買った方が良くね?ということです。同じ11万円の予算ならすべてをスピーカーに注ぎ込みたいのが人情というものでしょう!(勢いで押し切る)
9万円のスピーカーと1万円のスタンドを買うぐらいなら、10万円のスピーカーを買って済ませたい
アンチ乙。スタンドが別ならスタンドで音を調整できるから
というわけで比較してみよう
予算としては夏のボーナスから10万円を投入しようと思います。なので、10万円ぐらいまでのスピーカーですね。
……と言っても、10万円以下のトールボーイスピーカーって結構色々種類あってそこらへん全部から比較・検討しようとすると手数が膨大になってしまうので、パッと目に入ったものだけを考慮の対象とします。
ソニーSS-CS3
以前、ソニーストアでプロジェクターの試聴イベントをしていたときにこのスピーカーの音を聞いたんですが、値段の割には全然いいな!と印象に残っていました。
また、オーディオ系のイベントでソニー製品のデモをするときは大体このスピーカーなので、結構いろんなところでこのスピーカーの音を聞いているんですけど、全然悪くないというか、「これで十分だよな……」と思うことがちょくちょくあります。
フロントバスレフで、バスレフポートと壁の距離が近すぎて……とかそういう心配をしなくていいのもメリットだと思います。
デザインはソニーっぽい微妙にサイバーな感じ。
ソニー信者(自称)としてはかなり心惹かれる存在です。
一方で、さっき「これで十分」と書いたけども、上のクラスのスピーカーと横に並べて比較試聴すると、低域の量感や解像度が足りてない感じがあります。ちょっとボヤっとしているというかそんな印象。
まあ上のグレードのスピーカーと比較せず、上の世界を見ようとしなければそれでいいだけの話なんですがね!
PolkAudio MonitorXT MXT60
このPolk Audioというメーカー、最近D&Mホールディングスが日本に輸入し始めてきたアメリカのスピーカーメーカーでオーディオ系のニュースサイト(AVWatchとか)で、盛んに提灯紹介記事が出ています。
売り文句としては、超絶コスパのスピーカーって感じなんでしょうか。
僕がQUAD Vena2を購入した逸品館さんもサイトですごく褒めてました。
いいのかなあと思いつつも、なんか逆に不信感もあったわけです。
いっぱい記事が出るということは、それだけ広告宣伝費をかけているということなわけで、実際はたいしたことないんじゃないの?というやつです。
実際に聞いてみたら、かなり良かったです。
印象としては、地元の映画館を思い出しました。あまり音にこだわったりとかしていない普通の映画館です笑
映画館ではないんだけど、映画館っぽい音なので、普通にAV用途のスピーカーとして優秀なのではないでしょうか!
あとは、パッシブラジエーターでバスレフポートとかないので、そこまでセッティングにこだわらなくてもよさそうなのもいいと思います。
ペア5万円(価格.com調べ)としては普通に優秀だなあというのが正直な感想で、ソニーのSS-CSシリーズもそうですが、同じシリーズでドルビーイネーブルドスピーカーやサブウーファーもあるので、将来的なサラウンドへの発展もできていいなあと思います。
今回設置するリビングではどう頑張っても壁掛け以外でのサラウンドスピーカーの設置が不可能なので、あまり関係ないんですけどね!
国内よりは海外の方がレビューが多そうなので、海外のレビューも探してみました。
音に関しては「WOW」としか言えない。
これは最高(最上級)のスピーカーではないが、ショールームのようなサウンドに近づけるという意味では、一般人が買うべき最高の製品だ。
ヤマハのRX-V6Aと組み合わせているが、部屋が明るくなったようだ!
一般家庭で使う分にはサブウーファーは必要ないくらいに低音が出る。
サブウーファーなしで使っているが、低音には感心させられる。中域は滑らかで、高域はクリアで寒々しくない。
Amazon.comのレビュー(Can I say WOW?)翻訳(意訳)は筆者による
Polk Audio Signature Elite ES50
さっき挙げたMXT60の上位機種です。PolkAudioにはシリーズが3つあって、最上位のReserve、中間のSignature Elite、廉価グレードのMonitor XT——そのうちのSignatureEliteの最廉価モデルです。
上位にES55とES60があります。
逸品館さんの比較試聴動画を見ると、ES50が一番いい音に感じたのでES50をここではセレクトします。
ES50に関しては、実際に聞いてみました。
聞いてみた感想としては、はっきりとわかるぐらいMXT60より格上になっているという感じです。
MXT60が映画館っぽい音。特別音にこだわったりしていない普通の映画館の音。
だとすると、ES50はピュアオーディオっぽさも加わった、そこそこ音にこだわったりしている映画館の音って感じです。
ボトムバスレフでバイワイア対応で、予算的にも十分お釣りがくる8万円台(価格.com調べ)ということで、条件的には今回の条件にピッタリすぎるぐらいピッタリなんですよね。
一応海外サイトのレビューも見ましたが、悪い評判はなかったです。
KEFかFocalのもっと高いスピーカーにしようかと検討していたけど、ES50にした。
結局、高いスピーカーじゃないと満足できないだろうなって考えていたので、本当に驚いた。
ES50はKEFやFocalの同等クラスより明らかに優れている!
Amazon.comのレビュー(Great sounding Speaker)翻訳(意訳)は筆者による
DALI OBERON5
OBERON5は、Lumina1を購入するときに試聴したことがあります。
Lumina1と比較すると、ボーカルの艶感はないですが、ドラムの低音とかがしっかり出ていて、迫力はこちらの方があると感じました。
今回、スピーカーを探す上で改めて試聴しましたが、感触は悪くなく、何も考えずに聞く上ではこれが一番いいのでは……?と思いました。
一方で、10万5000円ぐらいするのですが、その値段なら、ES50を8万円で買った方がいいのでは?という疑問もあります。
悪いスピーカーではないのですが、ES50がかなりコスパが良くて、それと比較するとコスパ的にイマイチに感じます。
KEF Q550
KEFのローエンドQシリーズのトールボーイで一番安いやつ。それでも12万円以上する。13万6640円(価格.com調べ)
この中でリストアップしたスピーカーの中では、一番好みの音かな?と思う。
KEFというメーカーが好きというのもあるけども笑
サランネットは別売り。これは意見が分かれるとは思いますが、個人的にはいいと思います。そんなにサランネットって使わないし、それを考えると別売りにしてくれた方がサランネットを保管しておく場所を考えなくていいので!
ただ、今回はそこがちょっと難点になります。というのも、リビングに置くスピーカーということで、自分しか使わないのならまだしも、家族も使うので、それを考えるとサランネットをつけたまま使いたいからです。
音の印象としては、フラットで細かい音まで聞こえる感じです。パッと聞いて「うおおおおお!」ってなる感じでは全然なくて、色々聞いていると「うん、いいね」ってなる感じです。
見た目はシンプルかつミニマルな感じで、どこかApple製品ぽくていいと思います。仕上げが安っぽいみたいなツッコミが入ることがあって、それはまあ否定しきれない感じではありますが!
問題は値段かなぁという気はします。13万円超えるのはいかにも高い感じがします。オーディオ機器にコスパを持ち出すのは無粋にも程があるのですが!
僕が言っているだけでじゃなくて、海外レビューでも「いいんだけど高すぎ」って意見があったりします。
見た目が良くて音もいい素晴らしいスピーカーです。しかし、現状、中サイズの2ウェイトールボーイスピーカーとしては高価すぎます。もう少し安い価格で購入できるようになるまでは、他のメーカーのスピーカーを買った方がいいです。
(中略)
もし本当にKEFの音が好きで、かつ、割高でも気にしないのなら、これは素晴らしいスピーカーです。
でも、同じ値段の他社製品を考えると、Q550を買うことを正当化するのは難しいです。
KEF Upgraded Q Series (Q550, Q750, Q950) Floorstanding Tower Speakers Review- Make it Sound Great.com(翻訳(一部意訳)は筆者による)
結論:MXT60かES50のどちらかかなぁ……
こうしてみると、「宣伝されまくってて逆に心配」というのはあるけど、実際に音を聞いてみたりすると、Polk Audio製品のコスパ高いなあと思いました。
結局ステレオでしか使わないので、普通にES50を買うのがベストという気がします。
今しばらく悩みながら、購入したらレビューもしていこうと思います。
それでは
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