確か、盆休みの時だったかな。連休中か連休前に「そうだ、テレビを買おう!」と思い立って、急遽テレビを買うことにしました。
いろいろ検討した結果、LGの43UM7300EJAが6万円弱で売っていたのでこれにしました。
今回は、数ヶ月 43UM7300EJAを使った上でのレビューを書いていこうと思います。
なぜ43UM7300EJAなのか?
43UM7300を選ぶ前に検討していたのは、ハイセンスE6800です。
こっちのほうがLGよりも1万安く、かつ信頼と実績の東芝の手が入ったジェネリックREGZAということで、あちこちでコスパが良いと評判です。
最初はこっちにしようとして、Amazonの購入ボタンを押しかけたんですが、急遽候補に上がってきたのが、この43UM7300です。
その理由としては
- 6万円前後と予算内
- IPS液晶(今までTNとVAしか使ったことがないから気になった)
- ハイセンスはPrimeVideoが見られないけど、43UM7300はYoutubeとPrimeVideo両方が見られる
- (かつてのPDA Palmの系譜を汲む)WebOS搭載機
といったところです。
壁掛けしたいんだけど…… ……
個人的にはテレビを買うときには壁掛けにしようかと思っていました。
そのため、Amazonで壁掛け金具を購入して準備をしていました。
そんなわけで、壁掛け金具のVESAマウントと固定するためのボルトを買ってこようと思ったんですが、ボルトのサイズがどこにも書いてないんですよね。
正確には書いてありそうな寸法図は公式サイトにあったんですが、リンク切れでした(笑)
取扱説明書がLGのサイトから落とせたので確認してみたのですが、ネジの太さがM6ということしかわかりませんでした。長すぎると突き抜けて液晶を破壊する恐れがあるらしいので怖いですよね。短すぎてもしっかり固定できないし……。
そんなわけで、実測しました。
必要なボルトはM6×20mmです。
もちろん、このボルトを使って壁掛けしようとして液晶が割れた!とか言われても僕は保証しませんので、自己責任ということで(笑)
開封の儀的な何か
当然だけど箱がでかーい!!
想像よりも重いというか、細長いので持ちづらいので重く感じるというところが大きいかと思います。
重量やサイズ的には男性であれば一人でセットアップするのは難しくないかなという感じです。
IPSだけど正直画質はVAと変わらない(僕が鈍いだけ?)
個人的に購入したときに重要な条件となったのはIPS液晶であることです。
TN液晶とVA液晶は使ったことありますし、今使っているのはVA液晶のPhilips 328P6VUBREB/11という32インチの4K液晶モニターです。
IPS液晶は発色と視野角がVAよりも優れると言われています。
なので実際問題どんなもんかと気になっていました。
部屋には横並びで設置したので、画質の比較等がしやすいので見比べてみました。
うーん…………ふつー。
見比べれば違うといえば違うけど、そんなにすごい差があるかといえばないです。
きもち、IPSの43UM7300のほうが発色が鮮やかに感じます。感じますが、コントラストの高いVAの328P6VUBREB/11も黒が締まっていて一概にIPSの43UM7300のほうが高画質とはいえないと思います。
昔だったらVAとIPSにははっきりわかる差があったのかもしれませんが……
音は正直普通
なんかドルビーアトモス対応らしいですよ
オンにしても正直何が変わったのかわかりません
ふつーのテレビのスピーカーですし、そういう意味で十分なクオリティです。
でもPCの音をテレビから出したときブツブツ途切れるのはやめてくれ(HDMIケーブルに原因がある?)
意外な便利ポイント
PC用モニターとしても使える
43インチ4K液晶、PCのディスプレイとして普通に快適です。21.5インチのフルHD液晶4枚分の作業領域です。スケーリング100%で普通に字が読めます。
初期設定ではマウスカーソルの動きが見てわかるほど遅延しててまともに操作はできませんがゲームモードをいれると普通に操作できます。
この作業領域がとにかくいい!
メインのPCモニタとして、32インチ4Kを使っているのですが、作業領域が広すぎて使い切れないレベル。
NAS内の画像や動画がテレビから見られる!
使い始めてからしばらくして気づいたのですが、43UM7300は同じネットワーク上にあるNASの中に保存されている動画や画像をテレビだけで再生することができました。
表示形式は限定されるみたいですが…………。
今まで大量に撮りためたアニメをみられる!と思いましたが、よくよく考えたら、今ではPrimeVideoとかdアニメストアとかあるから、いうほど録画したアニメ見たいかっていうとそうでもねぇな…………。
PT2とか使ってたなあ懐かしい。
アプリストアからいろんなアプリを入れられる
LGコンテンツストアっていうアプリストアがあって、そこからいろんなアプリを入れられます。そんなにいいものは正直ないのですが、AppleTV+のアプリがあったり、Spotifyのアプリがあったり、標準では対応していない動画配信サービスや音楽配信サービスに対応できます。
Spotifyアプリはお世辞にも使いやすいとは言えませんが……。
よくないところ——番組表は『遅い』というより『浮いてる』
上げて落とすわけではありませんが、欠点についても話して行こうかと思います。
よくこの機種のレビューでは番組表の動作が遅いと言われています。
まー、遅いです。
ただ、僕が思う問題点は遅いのもそうですが、番組表機能を完成してから付け加えたのかと思うくらい、番組表がUIから浮いてることでしょうか。
地上波放送を見ているとします。
「このあとの番組は何がやるんだろう」と気になって番組表を開きます。
「そんなに悪くないから引き続きこのチャンネルを見るか」と思い、「戻る」ボタンを押します。
ここで期待される動作は放送に戻ることですが、何故かホーム画面に戻ります。なんで!?
しかも、番組表に移行するとき、番組表からホーム画面に戻るとき、両方に結構長いロードがはいります。
機能はたくさんあるんですが、全体のユーザーインターフェイスの繋がりがイマイチで、すごく細かいことなんですが気になります。
例えば地上波の10チャンネルを見ていたとします。そこでYouTubeをみようと思い立ち、ホーム画面からYouTubeを見ます。YouTubeも飽きたな、地上波に戻るかと10チャンネルのボタンを押します。110度CS放送の10チャンネルに飛ばされます(もちろん110度CS放送は受信できない状態)なんで!?
そういう細かい使い勝手がイマイチなんですよね。擁護するなら、使い勝手にクセがある。
悪く言えば、ユーザーの使いやすさ、直感的な操作性ということを全く考えていないとも言えます。
あとこのリモコンのボタン配置もイマイチなところがあり、WebOSの都合上、普通のテレビよりも矢印キーを多用するわけですが、下矢印の直下に検索ボタンがあり、下に移動させようとしたら検索ボタンを誤爆するのを今でもたまにやります。
検索ボタンを押すと、検索窓が表示されるまでに結構長いロードが入るので、かーなーりイライラします。
まあその辺は多機能のトレードオフと考えれば我慢できなくもないです。
そんなに悪い買い物ではなかったけど……他人に勧めるなら
ハイセンスのコスパいいやつかなあ
正直VAとIPSの違いなんて素人が普通に使っている限り、気にする必要はないです。
それに、WebOSは多機能ですが使い方にクセがあって必ずしも使いやすいとは言えませんし、そもそも普通の人はこんな多機能を使いこなすのは難しいでしょうし、使わないでしょう。
プライムビデオがLGなら見られるといっても、スマートテレビを持ってなかった人ならFireTVStickくらい普通に持ってるでしょう。
プライムビデオ見るならFireTVStickのが普通に快適ですからね。Amazon純正だし。
ブラウザが使える。だからなんだって話ですし、到底使いやすいとは言えません。タブレットかスマホを使いましょう。
NASの動画や画像をテレビで見られる。確かに便利です。でも普通の人にはNASはいらないし、持ってないでしょう。
悪い買い物ではなかったです。
でもこのクラスのテレビならなによりもコスパが大事です。
人にオススメするなら、ハイセンスのE6800のほうですね。安いし。
コメント