【1人合宿】自分を変えるノート術を読んだ感想

ブックレビュー

今回は、安田修著のノート術本「自分を変えるノート術」の感想・レビューを書いていきます。

以前からもこのブログで書いている通り、僕は直近、断捨離を行い部屋の整理を進めています。

その中で、学生時代に大量に購入したB5ノートを発見し、その処分に困っていました。

大量にあるので、何も書かないうちに全部捨てるのはさすがにもったいない……。友人たちに聞いてみても、今更B5ノートなんて使わない……と返答され、誰かにあげるという選択肢もない状況。

そうなれば、なんとか自分で使うしかない!

問題はこの大量のB5ノート、どう使うか、ということです。

そもそも、なんでそんなにB5ノートを買い込んだんですかね……

安かったから……かなぁ?

もしくは、ノートがあれば勉強できると思ったとか

環境を整えれば何かができると考えるのは悪い癖やぞ

ぐうの音もでない……

そんなわけで、大量のB5ノートを使うべく、ノート術の本に手を出しました。

この「自分を変えるノート術」は、その中で手を出したノート術本の一冊です。

それでは書いていきましょう!

内容のざっくりとしたまとめ

この本がどんな本かを一言で表現すると、「ノート術の本に見せかけた1人合宿推奨本」です。

実際に、本の内容の大部分は、人生のなかでやりたいことや今後どうしたいのか、悩みの解決法といったことを考える、1人合宿のやり方になっています。

ノート術の部分はほとんど排除されています。

というのも、この本の中で、著者はノートの使い方について黒のボールペン(色変えはしない)でほとんど箇条書きで書く、くらいのことしか言っていません。

著者曰く、色々なノート術を試したが、結局のところ複雑なノート術はノート術を使う方に意識が集中してしまって、考えるということに意識が向きづらいため、シンプルに色は一色で複雑なフォーマットは利用しない、というところに辿り着いたそうです。

1人合宿の手順・コース

この本でおすすめされている「1人合宿」にはさまざまなコースがあります。

というと、観光ツアーみたいですが、要するに1人合宿にどれだけの時間を費やすかということです。

基本となるのが「30分」次が「3時間」それより長い本格的な1人合宿が「1泊2日」「複数日(3泊4日や一週間)」となります。

  • 30分(1トピック)
  • 3時間(1テーマ6トピック)
  • 1泊2日(3時間×8)
  • 3泊4日(3時間×16)

現実的に考えると、1泊2日はともかく、普通のサラリーマンに3泊4日や一週間の1人合宿は無理そうですがw

重要なのはスマホやPCを持ち出さないことです。

デジタルデトックスして、スマホやタブレット、PCの通知に意識が行かないようにして、とにかく大量にノートを書く、というのが基本になります。

1つのテーマについて30分かけて、ひたすら大量にノートにかく、これが30分でやる「一人合宿」

テーマを一つ決めて、それに関するトピックを6つ×30分で3時間コース。

複数日に及ぶ場合は、この3時間を基準にして、テーマの数を増やしていきます。

1泊2日の場合、1日12時間使うとして、3時間の一人合宿を4テーマ分×2日となります。

3泊4日の場合は4テーマ×4となります。

著者曰く、この3泊4日の一人合宿が一番費用対効果が高いそうです。

——普通のサラリーマンには3泊4日の休み、しかも、スマホを使わず雑用もしないってのは無理な気はしますがw

気づき・発見

この本を読んでいて、気づいたことというか、発見というか。

ノートを整理する必要はないというのはすごい「そうか!」という思いでした。

色々なノートアプリとかメモアプリとか、紙のノートとか、いろいろ使ってきて、全部が綺麗に整理されていて、すぐに必要なものを取り出せる、みたいな状態がベストだと勝手に思ってたんですよね。

こと「考えるノート」では、ノートの価値は参照にはない、というのが著者の意見です。

一度考えたことは、忘れたつもりでもあなたの血肉になっています。ノートにある情報は、実はほとんど参照する必要のないものなのです。どこに書いたかわからなくなってしまっても、同じトピックで考えればほぼ同じ結論が出ます。もし違う結論が出たとしても、新しい結論の方が今のあなたにはよりピッタリだということなので、問題はありません。

なので、どこに書いたか思い出せない情報は、無理に探し出す必要はありません。

安田修著「自分を変えるノート術」より引用

どうせ読み返さないし、読み返すって考えると、ノートを綺麗に書こうという欲が出てしまって、書けなくなる。それなら、読み返さないと決めて、とにかく書いて頭の中を整理してしまった方がいい。

言われてみたら、ノートアプリとかに書いた考えごととかって基本的に読み返してないですし、紙のノートだって全然読み返してないんですよね。

もう一つの発見としてはノート術というかテクニックは重要ではないということです。

僕もなんだかんだでノート術とかライフハックとかそういうのを読んだりしています。

しかし、実際問題続いたことはないです。そのノート術とかが続かないことについて、無意識に、というか、自分を責めてしまう気持ちがあったことを思い起こしました。

なので、テクニック、ノート術はそこまで重要ではない、という言葉を聞いたとき、少し心が軽くなった気分がしました。

私は、テクニックは重要ではないと考えています。

(中略)

実際に、片っ端から試してもみました。やってみると、短期的に効果を感じるものはいくつもあります。しかし、習慣と呼べるレベルまで定着するものは、ほとんどありませんでした。どのテクニックも、継続するには面倒で、複雑すぎるのです。

安田修著「自分を変えるノート術」より引用(太字は引用者による)

シンプルなやり方でも継続していくことが大事ってことですね!

30分と3時間の1人合宿をやってみて

というわけで、早速、30分の一人合宿と3時間の1人合宿をやってみました。

といっても、スマホは通知だけ切ってカバンの底に入れただけです。だって、カフェとかだと料金はQRコードとかで払うから……。

感想としては、意外と楽しいということです。

いや、ノートにいろいろ書くのってマジで楽しいです。

ただ、何かしら変化を感じるかというと、何もないです。

「何の成果も得られませんでしたぁ!」って感じです。

信頼と実績の無能おじさん

実際、自分の無能ぶりというか、社会不適合者ぶりは痛感しているというか、一人合宿することで、より自分の社会不適合者ぶりを突きつけられるというか、うん……。

ただ、やってみると本当に楽しいので、しばらく1人合宿を続けてみようと思います!

しばらく継続したところで、また記事を上げてみてもいいかな……?

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