表題どおりです。珈琲豆の計量の話です。
詳しいヒトならご存知の通り、珈琲豆というのは焙煎度によって体積が変わります。深煎りなら大きく。浅煎りなら小さく。
ということは、メジャースプーンで測ると、当然重さにバラつきがでます。当然ですね。
メジャースプーンは一定の体積(スプーンの掬う部分)に豆をいれているだけなので、深煎りなら目方より軽く。浅煎りなら重くなるということになります。
またここは豆の話でしたが、粉を入れようとすると当然、豆と粉では粒の大きさが違いますから、粉のほうが重く(すきまがないから)入ることになります。
となると。
メジャースプーンでの計測って不正確なんじゃないでしょうか?
10gなら10gとキッチリ秤で測っていれるべきなんじゃないでしょうか?
以前よく行っていた珈琲屋のマスターにその話をぶつけたら、質量の問題じゃなくて粉の体積の問題なのでメジャースプーンで測るべきという趣旨の答えを頂きました。
うーんわかるようなわからないような……。
実際問題、メジャースプーン一杯という単位だと煎り具合や豆の種類で出る重さの差というのは、誤差程度なのかも知れません。
しかし、他のお店のマスターに聞いてみたら、1グラムコーヒー豆の量が変わるだけで、だいぶ味が変わる。一グラムずつ変えてコーヒーを抽出して飲み比べると、それがよくわかる。
なので、コーヒー豆はしっかりとスケールで測って入れるべきだ、と言っていました。
これはこれで、わかる気がする回答です。
周囲を見回してみると、サードウェーブ系だときっちりとメジャーで測るほうが主流な気がします。
というのも、サードウェーブ系だと、味の再現性というものにこだわりがあるからですね。
そのためには、抽出ごとの条件をきっちりと揃える必要がある。なら、コーヒー豆の量もメジャースプーンで測るのではなく、ドリップスケールできっちりと測るべきだ、という考えになるのは当然の帰結と言えるでしょう。
「じゃあお前はどうなの?」と言われると、僕はドリップスケールを持っていないので、メジャースプーンで測っています。
それも一回一回割と雑に測ってます(笑)
こうしてみると、結論としては、測る余裕があるなら、ドリップスケールで測るべきだ、という結論が一番妥当っぽいですね。
もちろん、いちいち全部測るっていうのもいくらなんでも面倒なのですが、一回一回測って抽出すると、それはそれで見えてくるものがあると思います。
近いうちにドリップスケールを導入したいと思います。
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