【Ulyssesの代わりに使える?】Mac、iPhone、iPad向けのマークダウンエディタ、MWebについて

PersonalComputer

UlyssesというApple環境で有名なマークダウンエディタを使っていました。

しかし、Ulyssesはサブスクリプション制のエディタで、一ヶ月あたり500円ぐらいと安くはない金額がかかります。

マークダウンに見えてマークダウンではない独自形式で、もしエディタを移したいと考えても、簡単に移すことはできません。テキストを一つずつ、マークダウン形式で出力する必要があるわけです。

書き心地は大変よろしいのですが……。

そういう部分がちょっと気になるなぁ……って感じなので、他のエディタを探してみることにしました。

まとめ:Ulyssesのメリットとデメリット

メリット

  1. UIがキレイで使いやすい
  2. クラウド連携が早い
  3. WordPressへのアップロード機能が充実している。
  4. 機能が充実している

デメリット

  1. マークダウンの機能がすべて使えるわけではない(具体的にいうとテーブルが使えない)
  2. ファイルが独自形式なので他のアプリから開けない

エディタの使用要件——マルチデバイス連携、Wordpressへのアップロード、マークダウン

基本的にエディタはブログを書くために使うので、ブログを書きやすいことが第一条件です。

マークダウンに慣れちゃうと、マークダウンで書きたくてしょうがないので、マークダウンエディタであることが第一条件になります。

そして、使っているデバイスはPCだけじゃなくて、スマホやタブレットもあるので、スキマ時間にこれらのデバイスから書くことができる、というのも絶対必要な条件になります。

できれば、Wordpressへアプリから直接アップロードできるといいかなあと思います。

コピペはめんどくさいので。

まとめると

  1. 複数のデバイスからクラウドで連携することができる
  2. WordPressへのアップロード機能がある
  3. マークダウンで書ける。

そんなわけで、僕が辿り着いたマークダウンエディタがMWebというアプリです。

辿り着いたと言っても、実の所そんなに色々と試して無かったりはするんですけどね。

有名なiA Writerとか使ってないし。

MWebはどんなアプリか?

  • Mac / iPad / iPhoneで動作するマークダウンエディタ
  • WordPressへのアップロード機能がある
  • (マークダウンエディタなので当然だけど)マークダウンのすべての記述が使える
  • 画像がインライン表示できる
  • ショートカットにもウィジェットにも非対応

MWebのファイル周りの挙動を説明する

個人的にMWebを使い始めて面食らったのがファイル周りの仕様です。
最初はiOS版を使い始めたので、なおさらです。

Mac版とiOS版とがありますが、基本的にMac版とiOS(iPhone / iPad)版は同じ機能を持っています。

Mac版について

Mac版ですが、上部のツールバーの「View」から「Open Library」と「Open External」というメニューを選ぶことができます。

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ライブラリを選ぶと、Ulyssesのライブラリと同じような機能/構造で、ファイルを選択・管理することができます。しかし、Ulyssesと違い、実際のファイルは、.md形式でiCloud Driveの中に保存されています。

スクリーンショット 2021-05-10 21.00.23

初期設定では、iCloud DriveのルートにMWebというフォルダができて、その中にあるMWeb_documents_libraryフォルダです。

iCloud Driveなので、MWeb以外のアプリ、Windowsからでもファイルにアクセスすることができます。

そのため、Ulyssesなどと違い、Windowsなどの他のプラットフォームとの併用も可能です。

ある意味これがUlyssesではなく、MWebを使う大きな理由ですw

(もちろん、サブスクじゃなくて買い切りのアプリだというのも大きな理由ではありますが……)

ただ、画面を見て貰えば分かる通り、Ulyssesと比べれば、明らかに見た目がイケてないです。Ulyssesではアイコンを変えたりとか細かくカスタマイズもできますが、そんなことはできません。

Externalだと任意のフォルダを指定して、そのフォルダの中身を表示する形になります。

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開いたファイルは、タブ形式で表示されて、複数開いてもタブを切り替えるだけで表示できます。
スクリーンショット 2021-05-10 20.56.02

「External」と「Library」はそれぞれ別のウィンドウで開きます。

基本的に「External」だけでいいかと思います。

iOS版で「Library」表示にすると、ファイルのリストを表示しているペインでファイルの冒頭に何が書いてあるかのプレビューみたいなものが表示されますが、「External」だと表示されません。

iOS版だと「Library」の方が使いやすいです。

ただ、「Library」にするとファイル名が英数字のよくわからないファイル名になってしまうので、MWeb以外のアプリから開きづらくなってしまいます(PowerToys入れたWindowsだと.md形式のファイルのプレビューができるからあまり関係ないと言えばないけど)。せっかく汎用の形式で保存するなら、他のアプリから見やすい形式で保存したいところ。

iOS版はちょっとファイル周りの仕様がわかりにくい気がする。

iOS版だと基本的にMacの「External」のモードで使用することになりますが、SettingsにMacのMWebライブラリを使用する、という項目があり、それを使用すると、Mac版MWebの「Library」にアクセスすることができます。

アイコンがなんかわかりにくいので、最初使った時、「Library」にたどり着けませんでしたw

基本的にiCloud Driveで使っていくことになるかと思います。
MWeb内のファイル表示で見つけられるのは、iCloud Drive直下にあるMWebフォルダ内のみです。
そこにあるファイルを開きたいときは、純正の「ファイル」アプリから開くことになります。

iOS版MWebが対応しているクラウドサービスはDropboxとiCloud Driveだけ!

iOS版のMWebが対応しているクラウドサービスはDropboxとiCloud Driveだけです。

なので、他のデバイスと連携させたいのならば、自動的にこの二つのクラウドサービスのどちらかを使うことになります。

(ファイルアプリから起動させれば、他のクラウドサービスでも使えるんですが……)

Dropboxは3台しか接続できない無料プランの他には、2TBの必要以上に大容量のプランしかないので、事実上iCloud Driveで使うことになると思います。

っていうかですね。

いい加減、Dropboxさん、50GB130円とか200GB400円とかの小容量低額プランを作ってくれませんかね。

Dropboxにしか同期対応しないアプリ結構あるのに、無意味に大容量のプランしかないせいで使えないんですよね。無料プランの同期の台数を無制限に戻してくれるのが一番いいんだけど……。

無料プランの制限を戻す気がないなら、せめて小容量プランをGoogleDriveやiCloud Driveと同じような値段で提供して欲しいなと思います。

2TBとか契約しても余裕で持て余すし……。

機能は一通りあって困ることは何もない

見た目では明らかにいけてないMWebですが、機能面ではそんなに遜色ないです。

重要なような、そんなに使わないような気もしないでもない、テーブルに対応してます。

Ulyssesはテーブルが使えないんですよね。何故か。

ブログで表を作ったりすることがあるなら、テーブルが使えるのは便利だと思います。

画像のインライン表示ができるのは、UlyssesもMWebも変わらないのですが、MWebの方が画像が見やすい気がします。

Ulyssesにある全画面表示やタイプライターモードもちゃんとあります。

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ただし、Ulyssesの同じ機能が、本当にテキストしか表示されないのと比べると、タブや装飾機能が残るMWebはちょっと見た目的にうーんって感じではあります。


アウトライン表示も、文字数カウントもちゃんと完備しているので、書いていく上で必要になりそうな機能は一通り備えています。

あと細かいところなのですが、MWebでセンテンスをちょっと移動させたいなーと思った時に、切り取り貼り付けするしかないんですよね。

Ulyssesは確かショートカットキーで今入力している段落を上下に移動させる機能がある(はず)し、Obsidianとかでもドラッグ&ドロップで移動させられるので、書いててここは前の段落の方が良かったとか、そういう時にちょっとイラっとするというか、不便だなーと感じることがあります。

WordPress投稿機能は明らかにUlyssesの方が優れている。

WordPressへの投稿ですが、そちらに関してはUlyssesの方が明らかに優れているなーと感じます。

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まず、ぱっと見でわかる範囲で言えば、UlyssesではWordpress投稿するときに、アイキャッチ画像も一緒に投稿できるのに対して、MWebではアイキャッチ画像はWordpressの管理画面から設定する必要があります。

あと、これは僕の環境だけかも知れないのですが、テキスト内にHTMLタグを記入すると、何故かダブルクオートが二重に入ってしまってしまって使い物にならないです。

まあ些細なことなので、修正するのもそんなに時間はかからないのですが、気になると言えばやっぱり気になります。

ぶっちゃけた話……iOSなら1Writer、MacならTyporaの方が好き

そんなわけで、ここまでMWebの動作や使い勝手の感想を書いてきました。

僕がMacを買った理由の一つであるUlyssesと比べてどうか、という観点でのレビューだったわけですが、Ulyssesと比較せずに他のアプリとの比較をしてみようと思います。

WordPressへの投稿機能はないんですが、iOSだと1Writer、MacだったらTyporaが好きです。
Typoraはタダだし、1WriterはMWebより遥かに安いですしね!

1Writerのシンプルな表示が好きで、純粋なエディタとしての出来はすごくいいと思います。

TyporaはWysiwygなのがちょっとアレな気もするんですが、わかりやすいことは間違い無いです。画面もシンプルなので、好きです。

というか、見た目がシンプルなエディタが好きなんだなあと振り返って思います。

エディタなんて最終的には見た目だよ!(暴言)

MWebを使ってみて思ったのは、Ulyssesはやっぱり優れているということ——汎用性とコストパフォーマンスでは優位にある

作者の方には失礼ですが、MWebを使ってみて思ったのは、正直Ulyssesって本当に優れたアプリなんだなーということです。

なんだかんだサブスクでも人気を集めるだけはあります。

特にデザインというか見た目がすごく良くて、モチベーションを維持しやすいです。全画面表示プラスタイプライターモードにすると、執筆への集中力が上がる気がします。

一方で、独自形式で他のアプリからの編集ができず、肝心のアプリもiOS / MacにしかないのでWindowsやAndroidで書けなかったり、テーブルや画像のインライン表示ができないなどの欠点もあり、それに加えてサブスクなのでいかんともしがたい部分、葛藤があるのも事実です。

MWebは見た目がイマイチということに目を瞑れば、機能的には十分で、コストも安いのでコストパフォーマンスという意味ではすごく良いです。

……文章の移動だけは、切り取り貼り付け以外でもできるようにして欲しいけど。

しばらく、このMWebとともにブログをやっていこうと思います。

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