今更Amazon Kindle Paperwhite(11世代・2021年モデル)買ったので、5年前の無印Kindleと比較しながらレビューしていく!

スマホ/PC/ガジェット

結構前になるのですが、Amazonのプライムセールの時にKindle Paperwhiteの現行モデルを購入したので、今更ながらざっくりとレビューしていきたいと思います。

今の所、気に入ってはいるけど、うまく使えているかというと……って感じです。

実のところ、電子ペーパーのKindleはこれで2台目です。

最初に買ったのは、おおよそ5年前。

一番安い無印のKindleの一番ストレージ容量が少ないモデルを購入したわけです。その時もセールで5000円ぐらいだった気がします。

無印Kindle(第8世代・2016年モデル)
無印Kindle(第8世代・2016年モデル)

最初は物珍しがって使っていたのですが、だんだんと使わなくなってしまいました。

なので、今回のKindle Paperwhiteは電子ペーパーのリベンジとなります!

結論から言うと、5年間の技術の進歩が目に見えてわかるぐらい、Kindle Paperwhiteは進化していて、結構気に入っています。

特に電子ペーパーの動作速度

「技術の進歩ってすげー!」と月並みな感想が出てきてしまうほどです。

以前使っていた無印Kindle(第8世代・2016年モデル)とは全然違う!

ちなみに、無印Kindle(第8世代)はどうしたのかというと、画面を割ってしまったので捨てました。

うっかり地面に落とした上に踏んでしまって……。

Kindle Paperwhiteを買うまで——Oasisの新型を待った方が良かったかも

このタイミングでKindle Paperwhiteを買うのはちょっと迷いがありました。

最上位モデルOasisのモデルチェンジが近いうちにあるのは確実なわけで……それを考えると今中途半端なものを買うぐらいなら、Kindle Oasisの新型を待って購入した方がいいのでは?という思いがどうしても頭から離れませんでした。

KIndle Oasis(現行モデル)Amazon販売ページより引用
KIndle Oasis(現行モデル)Amazon販売ページより引用

ただ、それでもこのタイミングでPaperwhiteを買ったのはやっぱりセールだったから、と言うのもありますし、最大の理由は高価な電子ペーパーデバイスを導入するなら、電子ブックリーダーではなくタブレットにすべきということが脳裏にあったからです。

電子ペーパータブレット——BOOX Note Airのようなデバイスですね。

公式サイトから引用
公式サイトから引用

こちらの方がAndroidが動作していて、Kindle以外の電子書籍ストアや、ローカルのPDFなどを読んだり、と応用の幅が広いので、Oasisに3万円出すぐらいなら、もっとお金を積んで、電子ペーパータブレットを購入した方が結果的には幸せになれそうです。

しかし、6年ぐらい前にKindle(無印・第8世代)を購入したところ、電子ペーパーの動作があまりにもゆったりすぎて、すぐに使わなくなったことを思い出し、いきなり電子ペーパータブレットに行く勇気は出ませんでした。

いろいろなところのレビューを見る限り、だいぶ電子ペーパーの動作速度は速くなったようですが、実際に自分の目で確かめたわけではないので、高価なデバイスを買いに行く気にも正直なれず……。

それなら、一度セールで安くなっているKindle Paperwhiteを買って試してみよう!と考え、購入に至りました。

開封の儀的な何か——パッケージがすごく簡略化されていた。

無印Kindle2016年モデルの箱——比較的しっかりしている
無印Kindle2016年モデルの箱——比較的しっかりしている

かなり前に無印Kindleを購入したときは、廉価製品なりにしっかりとした梱包だった気がほんの少ししますが、今回のKindlePaperwhiteでは、かなりパッケージが簡略化されていました。

Kindle paperwhiteのパッケージ
Kindle paperwhiteのパッケージ

タブを引っ張ると、デバイス本体とケーブルがビニール袋に包まれた状態でお出迎え。

取り出しやすいようにタブのようなものがついている
取り出しやすいようにタブのようなものがついている

付属品はUSB-AtoType-Cのケーブル一本。それからマニュアル。

梱包内容は以上です。

開封の儀も何も、手っ取り早すぎる……!

今回は、「デバイスをAmazonアカウントにリンクする」のオプションにチェックを入れて注文したので、最初からAmazonアカウントにログインした状態でデバイスが到着しました。

実際に使ってみて

動作スピードが早すぎてびっくり——その上残像も少ない

電子ペーパーの書き換えのスピードが早くなっている、というのは以前から聞いていて、「でもまだ液晶より全然遅いんでしょ?」みたいな感じで、正直懐疑的でした。

実際使ってみると、以前の無印Kindleとは比べ物にならないほど動作が高速化しています。

iPadとかと比べると、まだまだ高速とは言えませんが、普通に読む分には支障がない程度のスピードです。

もう一つ驚いたのは残像が少ないと言うことです。

昔のKindleとかではページめくりをすると、前のページに書いてあった文字や図版などがうっすらと残っているのが見えて、読めはするけどあまり気分は良くない——というより集中力がちょっと削がれる感じでした。

残像が一切ないのがわかる
残像が一切ないのがわかる

しかし、今回のKindle paperwhiteでは、「残像がある」と意識してチェックしてもわからないぐらいになっていました。

というか、この記事を書くために、「そういえば昔のKindleって残像があったよな?残像はどうなんだろ?」と考えてようやく昔の電子ペーパーは残像が残っていたということを思い出したレベルです。

すごい。

画質は数値上良くなっているけど、文字コンテンツだとそんなにたいした違いを感じないような……

以前使っていた無印Kindle(第8世代・2016年モデル)は画素密度が167ppi。

今回のKindle Paperwhite(第11世代・2020年モデル)は画素密度300ppi。

画素密度は倍近くになっていますが、数値ほどの画質の差を感じるかというと……?

ただ、文字コンテンツ中心で見ているので、そんなに変化を感じないのかもしれません。

あと、最後に使ったのが年単位で前なので、昔のKindleの画質の印象がそんなに頭に残っていないということもあります。

充電端子がUSB Type-Cになったのは素直に嬉しい

ぶっちゃけ購入を決めた重要ポイントの一つです。

昔はこれで十分だったマイクロUSB
昔はこれで十分だったマイクロUSB

充電端子がこのモデルから、MicroUSBから、USB Type-Cに変更になっています。これは素直に嬉しい改善ポイントです!

旅行時に充電するためのケーブルが一本減りますからね!

……このバッテリー持ちなら外出先で充電しないといけなくなることはほぼないとは思いますが。

所有するデバイスからMicroUSBを撤廃して行きたいなーと思ってはいるのですが、ソニーのWH-1000XM2がMicroUSBなんですよね……w

タッチ操作がiPadと違うのでそこがちょっとストレス

タッチ操作がiPadと違うのでそこにちょっとフラストレーションを感じます。

タッチに対する反応というか、操作体系というかそういうのがKindle Paperwhiteだけがちょっと独特なんですよね。

iPadに限らずiOSデバイスのKindleアプリだと、書籍を表示しているときにどこでもいいからタップするとメニューが出てきます。

一方でKindle Paperwhiteだと、書籍の表示を適当にタップするとページめくりとして処理されます。

KindlePaperwhiteでメニューを表示するためには、表示の上の方をタップしないといけないのです。

Kindleに最初から入っている辞書でテスト
Kindleに最初から入っている辞書でテスト

操作体系が統一されてないのは困るというか、iPadに慣れているので、メニューが開けなくてイライラするというのがちょくちょくあって「うーん」って感じです。

多分、KindlePaperwhiteがこういう操作なのは、液晶に比べて画面書き換えの速度が遅い電子ペーパーというデバイスの特性に合わせたものなのではないかと思うので、操作体系をiPad / iPhoneのiOSデバイスと統一できないのは仕方ないと受け入れるしかないです。

結論:iPad miniの代わりに外出用の読書デバイスとして持ち歩くのもありかも

現在、iPad mini5を読書用のデバイスとして持ち歩いてます。

iPad mini5なのは、万能性も含めてこれ一台あれば大体なんとかなる、というのが大きな理由です。

ただ、実際にKindle Paperwhiteを使ってみて、読書用としてこれ一台を携行して散歩やカフェに向かってもいいなと思っています。

似たようなことをポメラとかのときにみんなが言っていたと思うのですが、「読書しかできないので、気が散らない」というメリットがあるからです。

どうしても、iPadとかの万能デバイスを持っていくと、ブラウジングに寄り道したり、「ブログ書きたい!」ってなってブログ書いちゃったりとかしてしまうので、読書になかなか集中できないです。

例えば、ライフハック系の書籍とかを読んでいると、商品やサービスが紹介されていたりします。iPadとかで読んでいるとつい「どんな商品なんだろ?」とKindleアプリを離れてブラウザに移行して、どんな商品なのか調べたりして、ブログのレビューとかを読み耽ってしまったりして、肝心の本が読み進められない……みたいなことが結構発生します。

それはもう僕の自制心の問題なのですが、そもそもブラウザがついてなければ寄り道する恐れはゼロなので!

……それなら電子ペーパータブレット欲しいとか言ってたことの整合性はないだろって言われるとそれはそれで結構しんどいわけですがw

あちこちで称賛されている通り、電子ペーパーの書き換え速度は飛躍的に早くなって、動作速度にストレスを感じることはほぼなくなりました。

なくなりましたが、思うのは、賞賛されているほど「これを買えばOK」っていう感じではないことです。

特にタブレットを持っているのなら、タブレットで良くね?としか言いようがないです。

目の疲労を軽減するということがよく電子ペーパーのメリットとして挙げられているわけですが、iPad mini5と見比べてみても、眼精疲労の度合いが正直大して変わらない気がするんですよね。

そういう意味で、タブレットの方が無難と言えば無難だと思いますし、Kindle Paperwhiteを使うのなら、どういうシチュエーションで使うのか、ということをしっかりと考えて使うべきだと思いました。

いいデバイスだとは思うけど、使いこなしには工夫が要りそう

コメント