スターバックスが直面する、業界トップ企業の義務

コーヒー

東京経済オンラインに1強スタバが「コーヒー職人育成」を急ぐ理由と題する記事が掲載されています。

なかなか読み応えのある記事なので、まだ読んでない方は是非一度目を通していただければと思います。

要約すると、スタバは規模では国内トップのコーヒーチェーン(2位ドトール、3位コメダ)になりました。そのトップとして、業界全体のパイを広げるためにスターバックスに期待される役割も大きくなった。スターバックスでは、ブラックエプロンや社内の競技会などでバリスタの育成を進めている。それを社外の競技会にも広げている。これらの取り組みがコーヒー業界全体に良い影響を与えるかどうか注視していきたい。

というような内容です。

以前このブログでも、スターバックスのエシカルなコーヒーについての取り組みを紹介しました。

というか、スターバックスって2位のドトールを350店以上引き離しての国内店舗数ナンバーワンなんですね。そう言われてみれば、スタバってどこにでもあるし、ドトールがない場所にもスタバってありますもんね。納得です。

プレゼンテーション内容も2つに絞った。1つは実際の接客シーンをイメージして行う「リテイルコミュニケーション」。もう1つはドリンクの完成度を競う「バリスタクオリティ」

コミュニケーション能力を評価科目に入れているのは、ある意味らしさがあるというか、毎回言ってますが、AI/IoT化でAIがおいしいコーヒーを入れられるようになったとき、AI/IoTや抽出ロボットができないことといえば、人間同士の血の通ったコミュニケーション以外にないので、正しい方向性ではあると思います。

「2014年にアメリカ本社がSCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)に加入し、研修など社外の知見も吸収して自社教育に活用してきました。日本も同様で、社内だけでなく、社外の知見を学ぶこと。また、社内外含めたコーヒー業界活性化の一翼を担うことを目指し、昨年にSCAJに加入したのです」

スターバックスの国内法人がSCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)に加入したのって去年なんですね。もっと早い段階から加入していたのかと思った。もしくは、スターバックス本社が国内法人を直営にしたことと何か関係があるのかも知れませんね。

何にせよ、国内トップのチェーン店となった以上、スターバックスの動きが日本のコーヒー業界にもたらすものは大きいと思うので、今後とも要チェックでしょう。

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