デロンギ・ジャパン株式会社(本社:東京都千代田区 代表取締役社長:杉本敦男)は、品質のプロが認めた特別な「アイスコーヒーモード」搭載の『デロンギ クレシドラ ドリップコーヒーメーカー(ICM17270J) 』を3月10日(火)に発売いたします。
品質のプロが認めた「アイスコーヒーモード」搭載の革新的ドリップコーヒーメーカー『デロンギ クレシドラ ドリップコーヒーメーカー(ICM17270J)』を3月10日(火)より発売(PRTimes)
クレシドラ(CLESSIDRAと綴ります)は砂時計という意味です。
その名前通り、砂時計の形になっているコーヒーメーカーです。
カタログによると、コーヒーの抽出過程を時を刻む砂時計と重ね合わせることで、コーヒーを飲む時間を豊かにすると謳われています。
まぁ要するに、デザイン重視のコーヒーメーカーです。
ただし、デザインだけではなく、ECBCに認められたコーヒーの抽出技術を謳っています。
ECBCって何だよって感じですが、ヨーロッパコーヒーブリューイングセンターです。
って何の説明にもなってないですよね。ECBCに関する説明は、クレシドラについて言及している他のニュースサイトや、当のデロンギの公式サイトにもないので、ざっくり調べました。
European Coffee Brewing Centreの略語です。公式サイトは、 https://ecbc.info/ です。
主に、コーヒー業者(豆を売っているロースターとかのことかな)とコーヒーメーカーのテストと認証を行っている組織です。なにげに、SCAA(アメリカスペシャルティコーヒー協会)と協力関係にあったりします。SCAAと協力関係にあるのなら、そんなに怪しい組織ではなさそうです。
公式サイトを見ると、認証を受けた一般向けコーヒーメーカーが20種類以上あることがわかります。
デロンギでECBCの認定を受けたのは、このクレシドラが最初ですね。
なにげに全モデルが認証となっている、モカマスターというメーカーがあったりします。調べてみましたが、オランダ初でドリップの抽出品質にこだわったコーヒーメーカーを作っている企業のようです。
ECBCのテストでパスするためにはどんなテストを受けるのかというと……。
- 15度の冷水を使用
- コーヒーメーカーに適した挽き具合に調整した豆を使う
- 水1リットルあたりで50~60グラムのコーヒー粉を使う
- コーヒーメーカーの消費電力も確認する
- ペーパーフィルターにはいった豆の表面温度も確認する
- コーヒーメーカーのすべての容量で確認する(3杯用なら、1杯2杯3杯すべてで抽出テストをする)
この条件で抽出されたコーヒー液が、品質を満たしているかを確認し、より高品質に出来るような改良などを製造側に助言したりして、基準を満たせば、ECBC認定コーヒーメーカーを名乗ることができる、という仕組みのようです。
ちなみに本部はノルウェーのオスロです。
こうしてみると、ECBC認定の称号は意外とコーヒーメーカーを検討するにあたって、十分参考にするべき指標のように思えます。なかなかいいですよね。コストはかかりそうだけど、そもそも高級機種じゃないと受けに行かないからいいのかな。
ウリになっている要素は、ECBC認証とデザイン以外には、カタログではアイスコーヒーモードとドリップを再現が謳われています。
うーんって感じ。
やっぱり見た目はちょーお洒落ですね!お洒落です!かっこいい。
とはいえ、このかっこいいデザインがしっくりくる部屋は相当限られると思います……。
さらにこのコーヒーメーカーはミル機能がついていないので、別にコーヒーミルも必要となります。クレシドラにあうデザイン性の高いコーヒーミルはなかなかないです。
とはいえ、お洒落な部屋に住んでいて、お洒落なコーヒーミルをもっていて(まったく思いつかない……)、高品質なコーヒーが抽出できて、かつデザイン性の高いコーヒーメーカーを探している人には、真っ先に候補に挙がる製品ではないでしょうか。
個人的に強いなあと思う対抗馬は、HARIOのSmart7でしょうか。
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