海外の有名なコーヒーサイト、CoffeeGeekで、豆をムダにしないコーヒーミルがあり、それらはまったくといっていいほど考慮に挙げられないが、個人ユーザーにはとても重要なことなのだ、という趣旨の記事が公開されていました。
The Benefits of a Zero-Waste Grinder
ざっと要約します。
昔の家庭用エスプレッソ用グラインダーには貧弱で、あまりよい選択肢はなかった。
しかし、Baratzaという会社がすべてを変えた。
詳しくは説明しないが、Baratzaのグラインダーは画期的な性能を持っていた。
ところで、ネスプレッソに代表されるカプセル式コーヒーマシンがどれだけ高価な維持費を必要とするか知っているだろうか?
ネスプレッソカプセルには5gのコーヒー粉が入っている。
カプセルは一つ75円から118円(価格は記事執筆時レートによる、また小数点は四捨五入している。以下も同じ。)で販売されている。
つまり、100gあたりでいうと、1483円から2330円でコーヒーを購入していることになる。
ネスプレッソは非常に高価で、かつ環境にやさしくない。それが結論。
しかし、あなたは家庭用グラインダーについて何を知っているだろうか?
家庭用グラインダーを用いれば、本当にコストは下がるのだろうか?
そうではない。一般的な家庭用グラインダーはグラインダー内部に相当量のコーヒー粉を残留させるのである。
しかし、そうでないグラインダー、グラインダー内部にコーヒー粉を残留させないグラインダー(ゼロ・ウェイステッドグラインダー)がある。
これらのグラインダーは非常にコストが低減する。
わたしが計算したところによると、これらのグラインダーを用いれば、9か月ほどでグラインダーの元をとることができる。
これらのゼロ・ウェイステッドグラインダーが、コーヒー愛好家にもたらすものが非常に大きいのがわかるだろう。
しかし、今現在、ゼロ・ウェイステッドグラインダーは数が限られている。
わたしは、Baratzaを応援するつもりはないが、BaratzaのSetteグラインダーが現在、コーヒー愛好家たちにとって、ゼロ・ウェイステッドグラインダーの唯一の選択肢である。
抄訳かつざっくりとした要約なので、若干意味不明な個所もあるかと思いますが、こういう内容の記事です。
詳しくは、元記事をどうぞ。
個人的なポイント
- カプセル式マシンはコストパフォーマンスがよくない
- グラインダーに残るコーヒー粉は意外と多い?
- 実際のところ、ここで書かれているグラインダーは日本では入手できない
カプセル式マシンは意外と高い
これは少し計算ができれば、すぐに気づくことでもあるのですが、カプセル式マシンは、本体は格安(同レベルのマシンを買おうとすると、カプセル式マシンよりも高い費用が必要)なのですが、代わりにカプセルが以外と高価です。
ネスプレッソなどはいわゆるジレットモデル(カミソリ本体を安く売り、替え刃でその費用を回収するビジネスモデルのこと)を採用しています。
長く使い続けることを考えると、その費用はかなり大きくなると思います。
グラインダーに残るコーヒー粉
このCoffeeGeekさんの記事について書こうと思ったのは、このグラインダーにコーヒー粉が残り、その量が意外と馬鹿にできない、という事実に素直に驚いたからです。
確かに、家で使っているナイスカットミルなどを掃除するときも意外と粉が出てきます。
これらの粉がなければ、かなりコーヒーを節約できるのでは?
という意見は「いわれてみれば……」というような意外性がありました。
今度、どれくらいのコーヒー粉がミル本体に残留するのか、調べてみたいと思います。
買えないグラインダー
ここで推奨されているグラインダーは
Baratza Sette 270
Baratza Sette 270W
OE Lido2
ROK HandGrinder
それから若干劣るがマシなものとして
Breville Smart Grinder Pro
Breville Dose Control Pro
の二つを挙げています。
問題はこれらのすべてが日本では入手できないということです(笑)
もちろん個人輸入で入手そのものはできます。
電圧の違い等もありますが、電気焙煎機とかではないので、たぶん大丈夫だと思います。
日本でベストなゼロ・ウェイステッドグラインダーを選定するとしたらどうなるのか、調べてみたい、とは思いますが、どうやればいいんでしょうね……。
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