というわけで、今日はプレス式のなかでもっとも新しい形式、エアロプレスを紹介します。
なんか最先端テクノロジー感のあるエアロプレスですが、まあ実際構造をみてみればわかるとおり、そんなに最先端テクノロジー感はないです(笑)まあ、しかたないですよね。
エアロプレスの特徴
エアロプレスの特徴は、空気で押し出すことです。
ふつうのプレス式は金網を手で押し出していますが、プレス式の場合、その間に空気というクッションが入るわけです。
それによって、どう味が変化するか、ということですね。
押し出しているのは押し出しているんだから、味の変化なんてないだろ、と一見思ってしまうところですが、実際は異なります。
網が空気に変わったことで、コーヒー粉に与える力が少なくなるのか、若干まろやかな味になります。
テイストとしてはドリップに近い感じですかね。とはいえ、プレスなので、ペーパードリップなどよりもコーヒーのオイルがしっかり出てきます。
あと、これは最近知ったことなのですが、エアロプレスでいれたコーヒーは他方式で淹れたコーヒーと比べ、カフェインの量が多いとのことです。(エアロプレス公式サイトより)
ちなみに、エアロプレスの公式サイトが主張するところによれば、エアロプレスで抽出されたコーヒーは、酸度が低いので、ほかの方式でいれたコーヒーよりも胃に優しいそうです。ほんとかよ。
エアロプレスのメリットとデメリット
エアロプレスのメリットは、さっきもいったようにドリップ式のようなまろやかな味になること。
それでありながら、プレス式の簡便さをそのまま引き継いでいること。
ふつうのプレス式と違いカップの底にコーヒーの微粉がたまらないこと。
デメリットは、専用の器具が必要で、それが以外と高いこと。
器具が売っている場所が少なくて、地方だと通販で買う以外にないこと。
ドリップのようなコーヒーが飲みたければドリップすればいいんじゃない?
といったところになります。
まとめると
メリット
- プレス式と同じ簡便さを持つ
- まろやかな味を作り出せる
- カップの底に微粉がたまらない
デメリット
- 器具が意外と高い
- 器具や消耗品の入手性がよくない
- ドリップみたいなコーヒーが飲みたければドリップすれば?
エアロプレスの歴史
2005年にエアロビー社の社長、アラン・アドラー氏によって発明された方式です。
意外と最近なんですね。
ちなみに、このエアロビー社、もともと何の会社かというと……タイトルにも書いてある通り、フリスビーの会社でした。
フリスビーの会社がなんでコーヒー器具を発明したのかよくわかりませんが(笑)
どうにも、エアロビー社の社長アラン・アドラー氏は、発明家をしていたらしく、もともと販売していたフリスビーもアラン・アドラー氏が開発したオリジナルのものだったようです。
今ではこのエアロビー社、フリスビー部門を売却し、エアロプレス社としてエアロプレスを販売しています。
日本でみるようになったのも、発明されてからそんなにたってない時期からでした。といっても、2~3年くらい経ってからかな?そこらへんは、記憶が曖昧なので詳しくつっこまれると困ってしまいますが(笑)
エアロプレスをメインで使っているお店とかはあまりないですが、頼めばエアロプレスでいれてくれるお店はあるようです。
とはいえ、今のところ、日本ではあまりメジャーではないですね。
海外では結構な広まりを見せているようです。
エアロプレスはどういう人におすすめ?
メリットとデメリットをみればわかるとおり、プレス式の簡単さ、時短なところが好きだけど、でてくるコーヒーの味は嫌い、ドリップコーヒーみたいなのを手早く楽に淹れたい、という人にとくにおすすめです!
僕には違いがさっぱりわかりませんが、胃に優しいコーヒーができるようなので、コーヒーは飲みたいけど胃は…………という人にもおすすめです。
参考文献
ところでそんなこといってるけどさー
実はまだ、エアロプレスもってないです……。
そのうち買います!
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