室内で最初に使ってみた感想——確かに冷えてはいるけど……炎天下で本当につかえるのか?
開封してみて、まず室内でつけてみました。
僕が購入したのは、専用バッテリー付属のモデルです。
考えている運用としては、仕事中の8時間、専用バッテリーで2時間、余っているモバイルバッテリーを駆使していくことで、残りの仕事時間をカバーしていく、という感じです。
早速付けてみて思ったのは、「確かに冷える」「でも炎天下で使っていくには明らかにパワー不足では?」って感じです。
冷たいんですよ。確かに冷えてはいます。
でも、思ったよりも全然冷えない。
本当に大丈夫かこれ?って感じです。
現場で使ってみた
最初に使った時よりは好印象。
確かに冷たい。
でも、つけてたからどうしたって感じでもある。
作業しながら思ったのは、買う前の期待値がちょっと高かったかなと言ったことだったり。
有効度的には、空調服よりはだいぶ劣るけど、冷感の(水分を蒸発させて冷やすタイプのやつとか)タオルとかよりは効果的かなー。ハンディファンとかは言うに及ばず。
水分を蒸発させて冷やすやつって確かにすごく冷えるんだけど、暑すぎて速攻で水が蒸発して冷えなくなっちゃうんだよね。
こまめにタオルにまで水分補給したり振ったりとかはなかなか難しいし、それらに比べると常に冷たいので、有効性は冷感のタオルとかに比べると高いかなと。
空調服と比較すると、明らかに空調服のが涼しいです。(パワーはちょっと強めとして)
空調服でもパワーを最低とかにするといい勝負といえばいい勝負だけど、上半身全部を冷やせる空調服に比べて、首元だけなので……。
やっぱり空調服だな!(手のひらクルックル)
そもそも、人間が労働に勤しんでいい気温を遥かに超えているのでは?(なおオリンピック)
超個人的涼しさランキング
スポットクーラー+空調服(スポットクーラーの吹き出し口を空調服の空気取り入れ口に直結)>スポットクーラー>工業用のでっかい扇風機>超えられない壁>空調服>超えられない壁>水たっぷりな蒸発させて冷やすタオル≧ネッククーラーEVO>超えられない壁>ポータブルファン
バッテリーはゆらぎにしておけば専用バッテリーでも半日は持……たない
ゆらぎで使えば、半日くらいは専用バッテリーでもいけるかな?ってちょっと期待してました。
公式サイトのスペック表だと強で2時間らしいので。
労働時間の半分は専用バッテリーで、後半はモバイルバッテリーで、という感じで使えたらいいかなーと考えていたわけです。
余っているモバイルバッテリーたくさんあるしね。
4分の1を過ぎた段階でまだ全然使えてたので、半日行けるかなーと期待してたら、11時過ぎにダウン。
3時間強くらいでしょうか。明確に動作時間を計ってたわけではないのですが、3時間以上3時間半未満といったところ。
モバイルバッテリー駆動、2600mAhで強1時間40分
昔どこかの特売で買い込んできた2600mAhのモバイルバッテリーがあるので、それで使ってみることにしました。
新品未開封なので、最大容量は減っていないと思います。開封して、フル充電した後に使用してみました。
揺らぎでは正直パワー不足なので、強にして使ってみました。
結論から言うと、2時間は持たずに1時間40分ほどで電源が切れました。
うーん、2時間持たないのかぁ……。
やっぱり仕事中に使うなら、もっと大容量のバッテリーが必要ですね。
外気温次第で冷え方もだいぶ変わってくるのかも?
数日いろんなシチュエーションで使ってみたのですが、外気温によって冷え方がかなり違うんじゃないかなと。
午前中や夕方とかのだいぶ気温が落ちてきた時の方が、「弱」や「揺らぎ」でも十分冷える感じがします。
昼の一番暑い時(35度オーバー)では、「強」でも全然冷えないように感じます。
外気温が体温に近い状況だと、ペルチェ素子の冷却が間に合わなくて、そんなに冷えないのかもしれません。もしくは、外気温が体温に近いとネッククーラーEVOで冷やすよりも、体表面があったまるスピードの方が早くて冷たく感じないのかもしれません。
気温が低い方が冷えます
それはそれでどうなんだとは思いますが。
同僚も持っていたので、感想を聞いてみた。
こういう外でする仕事なので、暑さ対策にはみんな興味があります。
そんな中で同僚の人も、このネッククーラーEVOを買ったと言うことで、評価を聞いてみました。
曰く「日陰専用」「思ったより冷えない」「バッテリー持ちが悪すぎる」
メタメタですね笑
空調服も結局日向やすごく暑い状況だと、温風が吹き込んできてあんまり涼しくはならない。このネッククーラーEVOも、暑い状況だと全然冷えなくて使い物にならない。とのこと。
実際に使ってみた感想として、言わせてもらえば、同意としか言いようがありません。
結局のところ、暑さ対策グッズという存在そのものに限界がある
上に書いた同僚の感想では、僕がネッククーラーEVOより冷える!といった空調服も「大して冷えない」と一刀両断にされています。
ぶっちゃけ、僕もその通りだと思います。
クールコアタオルのような、水分を蒸発させて冷やすタイプのタオルなどもそうですが、期待したほどには全然冷えません。
結局のところ、暑さ対策グッズという存在そのものの限界というべきで、暑さ対策グッズを次から次へと投入しても、暑さを気持ち和らげるぐらいで、暑さ自体をなんとかできるレベルには達しないということです。
最大の暑さ対策は外に出ないことです(笑)
結局使えるのか、使えないのか——タダでもらえるならまだしも、金を出して買うほどではない
仕事中に使ってみた正直な感想としては、これ単体で暑さ対策とするには全然能力不足っていうことです。
ただ、通勤やちょっとした買い物の時に使う分には十分な能力があると思います。
炎天下での作業や運動するときは、空調服なり日差しを遮る大きな帽子(麦わら帽子みたいな)を被ったり、冷感タオルを使ったりとか、複数の暑さ対策を併用する必要があるでしょう。あ、こまめな水分塩分の補給とかは当たり前ですよ?
何の効果も感じないわけではないが、さりとて明確な違いを感じられるほどではない
という何の面白みもない結論です。
それだったら、わざわざ金を出してまで買うほどの価値はないかなーって思います。毒にも薬にもならないってことですから。
それでも、こんな人にはおすすめできる
正直、イマイチとしか言いようがない感じなんですが、それでも、このネッククーラーEVOがおすすめできる人たちがいます。
それは空調がない屋内で作業する人です。
空調があっても弱いとか、そういう場合の暑さ対策にはバッチリだと思います。
室内でも40度近くになるとかだと、効果としてはだいぶ薄れると思います。
もしくは、通勤時に使う人とかですかね。通勤なら専用バッテリーで十分です。
炎天下を1時間も2時間も徒歩で通勤している……とか出ない限り、通勤に使うには十分な性能があると思います。
通勤なら専用バッテリーでも十分ですが、仕事中に使うなら、10000mAhクラスのバッテリーは最低限必要ですね。
僕のように余っているからって、小容量のモバイルバッテリーを使えばいいや!って考えだと地獄を見ます。具体的には、短すぎる稼働時間と充電の手間のめんどくささにw
あくまでサブ的な使い方なら……って感じかな。うーん、微妙に買い物に失敗してしまった……。使い物にならないってほどではないんだけどなー……。
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