2021年に今更初代iPad Proの12.9インチモデルを購入したよ!という記事の続きです。
前回は2021年でまだまだ現役で使える!というところで話を閉めましたが、結論から言うと「2021年でもまだ現役でいける!」っていう感じになります。
それではどうぞ。
動作とかアップデートはまだいけるのか?
最新OSはまだはいる(けど新機能は使えない)
現状のiPad OS 15系は初代iPad Proでも普通にインストール可能です。
話によると、時期OSであるiPad OS 16もすべてのiPad Proで使える、とのことなので、初代iPad Pro12.9インチもiPad OS16の恩恵を受けることはできそうです。
まあiPadOS16の新機能、ステージマネージャーとかはM1チップ搭載iPadでしか使えない機能なので、iPadOS16を入れるメリットはセキュリティアップデートぐらいしかないですけどね!
日常使うアプリは全然使える(けど一部アプリは重い)
日常使うブラウザとかメモ帳とか、Ulyssesとかは全然普通に使えます。
レスポンスもより世代の新しいiPad mini5とかと比較してもそんなに差は感じません。
ただし、一部のアプリ——正確には一部の機能——が重いと感じることはあります。
例えば、Affinity Photoの起動はiPad mini5と比べても重い気がします。厳密に起動時間を図ってはないので、錯覚かもしれませんが。そもそも起動が遅いアプリなので、10秒が15秒に変わったところで感はありますが!
他には、GoodNote5の新規ノート作成が重いです。
新規ノート作成を押すと、かなり待たされてようやくノートが出来上がる、と言う調子なので、新規ノート作成を使う回数が多いとかなりストレスです。
他には前回書いたゲームアプリですね。MtG Arenaはやめましたw
初代iPad Pro 12.9インチを継続使用してみて変化したこと
SmartKeyboard、慣れれば(とりあえず)使える。
前回酷評したSmart Keyboardですが、慣れてみると意外と使えます。
使ってみた感想として、メールやLINEの返信程度の軽い入力には使えるけど、ブログ執筆や小説執筆のような長文の入力には使い物にならないです。
悪評が溢れかえっていたバタフライキーボードでの入力が全然大丈夫!って人には使えるかも。
僕は昔、Macを使い始める前に軽く叩いてみたバタフライキーボードの感触にいい印象が全くないというか、正直キーボードとして使い物にならないってのが素直な感想だったので、僕にはこのSmart Keyboardのキータッチは無理です。
これで長文打ってたら、腱鞘炎になりそう。
マジで無理。
「マジで無理、生理的に無理」とまで言ってたわけですが、1年ぐらい使ってみて慣れた結果、なんだかんだでブログぐらいは書けるようになりました!
ただ、入力スピードは自宅用のHHKBとかと比べても如実に遅くなってしまいますね。
配列が違う、とか色々あるので一概にキータッチのせいにすることはできませんが……。
使いやすいわけではないが、使えないわけではない
ぐらいまでは慣れた結果、評価を修正したいです。
バッテリー持ち、意外とまだいける
バッテリー持ちですが、よくはないです。
よくはないですが、一日作業するぐらいなら余裕です。
LIFEBOOK UHよりはバッテリー持ち良く感じる、ぐらいですかね。
M1 MacBook Proが異常なだけで、本来これぐらいで十分異常なのかもしれません。
なにぶん中古なので、バッテリーの状態は個体差があるかとは思うんですが、少なくとも僕の個体はバッテリー持ちはまだまだ十分です。
想定よりは使えてます。
びっくり。
ただ、iPadって正直、バッテリー持ち異常にいいので、よっぽど状態悪い個体とかじゃない限り、バッテリー持ちに関してはどれも似たようなものでは?感はあります。
なんだかんだでセルラー版、便利
iPadにはセルラー版不要論者だったのですが、一部訂正します。やっぱりセルラーモデムついてるならついてたほうがいい
なんだかんだでセルラー版、死ぬほど便利です。
開いた瞬間ネットが使えるのはとんでもねえアドバンテージだと改めて確信。
「iPadにはセルラー不要!」って言ってきた理由としては、iPhoneのInstant Hotspotと言う自動テザリング機能があるわけなんですけど、このInstant Hotspotも完全ではないです。
使い始めてそんなに経たないぐらいに繋がる時もあれば、なかなか繋がらない時もあります。
繋がっているつもりで操作したら、繋がってない、と言うことも度々発生します。
そこへいくと、セルラー版なら開いた瞬間ネットが使えるので、Instant Hotspotのご機嫌伺いをする必要がなくなります。
それでも、セルラー版は安くはないです。新品なら
中古だとWiFi版とセルラー版でものすごく値段が違うと言うことはそんなにはないので、予算内であれば素直にセルラー版を買うのがいいのではないかと思います。
新品だと22000円(12.9インチiPad Pro256GBの場合)違うので、そこまでのコストを書ける必要があるのか?と言うのがなかなか悩ましいというか、22000円の価値はない気がしますが!
確かに現行のUSB-Cの方がメリットが大きい——でも、iPhoneと組み合わせるのなら、LIghtningでも利便性高い
12.9インチiPadProの接続端子は、第2世代まではLightning、第3世代以降はUSB-C、そして現行はThunderbolt4となっています。
確かに周辺機器を活用した作業にはUSB Type-CなりThunderbolt4の方が利便性は高いです。LightningだとSDカード読み込むのに、クソ高いApple純正のLightning SDカードリーダーを買わないといけないです。
Lightning = USB2.0というイメージだったのですが、調べてみると、Lightningの純正SDカードリーダーは、USB3.0に対応しているらしいです。(12.9インチiPad Proと10.5インチiPad Proだけ)
12.9インチiPad Pro(第1世代と第2世代)と10.5インチiPad ProはUSB 3、9.7インチiPad ProはUSB 2の速度でデータを転送します。
Lightning – SDカードカメラリーダー(Apple公式)
12.9インチiPad Pro(第1世代と第2世代)と10.5インチiPad Proでは最大でUSB 3.0の速度に対応し、9.7インチiPad Proを含むiPadのほかのモデルとiPhoneのすべてのモデルでは最大でUSB 2.0の速度に対応します。
Lightning – USB3 Camera Adapter – Apple公式
ただですね。
同じAppleのデバイス同士で組み合わせていく、と言うことを考えると、iPhoneがLightningを継続している今、なんだかんだでLightningにも理はあると思うのです。
なにしろ、iPad Proのために充電器やケーブルを用意しなくて済むわけですから!
MacbookはUSB Type-Cなので、MacbookがあるときはType-Cのケーブルが必要になりますが、12.9インチiPad ProとMacBook Proを両方持っていく、と言うシチュエーションは長期の旅行でもない限り、ないでしょう。
なので、iPhoneとiPad Pro、と言う組み合わせで外出することを考えると、持つケーブルはLIghtningだけで済むんですよね。それでどちらとも充電できるわけですから、利便性が高いです。
いやまあiPhoneがUSB Type-Cで充電できるようになってくれればすべて解決する話ではあるんですけども。Appleさん、僕はずっと待ってるよ。
今後の運用課題とAppleへの(いつもの)要望
今後の運用課題、そして、Appleへの要望を書いていきます。
運用課題というか、欲しいアクセサリー類というか……。
ペーパーライクフィルム導入したい
まず欲しいのはペーパーライクフィルムです。
この画面サイズでApple Pencilが使えるということは、手書きの頻度が増えますし、何なら、手書きするためにiPad Pro12.9インチを手に取っているまである、ので。
Apple Pencilは紙に近いような応答速度や感触があるトップレベルのスタイラスですが、やっぱり液晶画面に書いていると、表面がツルツルしている上に硬いので、もう少し紙の筆記感が欲しいのです。
ペーパーライクフィルムで紙に近い感じの筆記感が得られるとしたら、すごく興味があります。
液晶画面がグレア仕様なので、ペーパーライクフィルムを貼ることで反射防止になるといいなーと思っています。
2017モデルとアクセサリー共通化してるおかげなのか、まだまだアクセサリーが買えるのはありがたい
そんなペーパーライクフィルムですが、調べてみるとAmazonでまだ買うことができます。
2017年の第2世代iPad Pro12.9インチとアクセサリ類は共通なので、フィルムやケースをまだ購入することができます。
前回の記事にも書きましたが、Smart Keyboardもまだ手に入りますし、しかもそこそこ安いです。少なくとも現行機種の意☆味☆不☆明なぐらいの値段ではないです。
iPhoneとかもそうですけど、Appleデバイスってデザインを共通化することが多く、モデル数も少ないので、時間が経ったのちもアクセサリ類が手に入るのは素直にありがたいです。
何度でも言う、iPadでATOKと社外JIS配列キーボードを使わせてくれ!
他の場所でも何回も何回も書いているのですが、iPadでは実質社外の日本語配列キーボードが使えません。
Bluetoothなどで、日本語配列キーボードを接続すると、どうやってもUS配列キーボードとして認識されます。
アルファベットキーの位置はおおよそ一緒ですが、記号キーの位置が違ったり、日本語入力のON OFFがなかったりします。
まあ別にUS配列でも普通に入力できるのですが、普段慣れている配列で入力したいです、せっかくなら!
接続するデバイスによって配列が変わるのは何気に快適な入力には結構なストレスになります。
MacとかならKarabiner Elementとかで配列を多少なりともいじることができますが、iPadだとそういうわけにはいきません。
Mac並みのカスタマイズを要求するつもりはないので、日本語配列キーボードが使えるようになって欲しいです。
どうせ次のiPad OS16とかでも日本語配列キーボードはUS配列として認識するとは思いますが!
日本語入力周りだと、iPad / iPhoneで、ATOKなどの社外のIMEを導入した際に、外付けキーボードを接続すると、社外IMEが停止してApple純正日本語入力になってしまうのもなんとかして欲しいです。
やっぱりATOK使いたいです。
というか、ATOK使いたいけど、iPadで使えないからATOKの導入を断念している現状なので、早くATOKを使わせて欲しいです、iPadで。
拝啓Apple様、無印iPad12.9インチ、出しませんか?
こうしてみるとですね、やっぱり画面がでかいのって便利に使えるんですよね、色々と。
でも、現行のiPad Pro12.9インチの値段を出すほどでは正直ないです。
キーボードこみで20万近くしますからね!いくらミニLEDついてて画面が綺麗だからって、その値段なら普通のラップトップ買うよ!
なんだかんだでiPadは万能デバイスだとは思ってはいますが、だからと言ってノートパソコンの代わりにはならないし……なんて悶々とした葛藤を抱いている毎日です。
日本語配列キーボードもATOKも使えないしね!(まだそのネタを引っ張る)
短期間の外出ならiPad一台で十分だと思いますけど、長期間の旅行とかだとMacbookのようなラップトップも併用したいです。
あくまでサブ機に20万突っ込むのは流石に勇気がいるというか……。
そもそも安いから出先でガンガン使えるっていう部分もあると思うんですよね。
安いから傷つこうが汚れようが別にいいやーって感覚。
ってなわけで、初代/第2世代iPad Pro12.9インチの筐体を使って、無印iPad12.9インチとか出してくれないかなーなんて思ってます。値段は10万円以下、7万円ぐらいだと個人的に嬉しいです。
結論:2022年でもiPad Pro12.9インチ(第1世代)はまだまだ現役!
そんなわけで、iPad Pro12.9インチ(第1世代)を7年落ちで使ってみての感想第2弾でした。
性能的にはもう一線級とは到底言えませんが、基本的な用途では比較的快適に使えます。
逆にこのサイズのタブレット(iPad)だからこそできること、があるのも事実です。
さらにいうと、安く買えるiPadだからこそ、外出先で気軽に使えるという側面があることも否定できません。
現に、僕のiPad Pro12.9インチは、適当に扱いすぎて背面が凹んでます。
正直全然気になりません。
でも、これ、定価で——というか現行のモデルを新品で買っていたら、かなりショックだったと思うんですよね。
現にiPhone SE2のホームボタンのあたりのガラスを割ってしまっているので、いまだにちょっとショックです。
やっぱり値段は正義!
そんなわけで、無印iPad 12.9インチを……(さっきの話に戻る)
コメント